特集|最強のダンス・ミュージック・フェス、「エレクトラグライド」が今年も開催
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2015年1月19日

特集|最強のダンス・ミュージック・フェス、「エレクトラグライド」が今年も開催

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特集|最強のダンス・ミュージック・フェスが今年も開催(1)

史上稀に見る豪華な15組が集結!

今年も「エレクトラグライド」がやってくる。ビートインクが主催するこのイベントは、2000年に屋内ダンス・ミュージック・フェスティバルとしてスタート。6年間で延べ14万人を動員したマンモスイベントが、さらにスケールアップして帰ってきた! 最新鋭の技術を駆使した“新型”映像体験「プロジェクション・マッピング」で、世界中の人びとを熱狂の渦に巻き込んでいるアマン・トビンが初来日するのをはじめ、フライング・ロータス、オービタル、フォー・テットなど、話題のアーティストが一堂に集結。“これから”のエンターテイメントを背負って立つ彼らのパフォーマンスを見逃すな。

Text by SHIRAKAWA Masashi(BEATINK/Beat Records)(Page1 & Page2)、YANAKA Tomomi(Page3)

ビートインク、白川雅士が語る「エレクトラグライド2012」の見どころとは?

2000年に国内最大級の屋内ダンス・ミュージック・フェスティバルとしてスタートし、日本の音楽シーンにセンセーションを巻き起こした「エレクトラグライド」。今でこそ、大型イベントやフェスティバルの会場としてお馴染みとなった幕張メッセを、はじめてオールナイト・イベントの舞台とし、これまでにアンダーワールド、ファットボーイ・スリム、クラフトワーク、プロディジー、エイフェックス・ツイン、LFO、スクエアプッシャー、オービタルなどそうそうたるアーティストが出演。また場内デザインからデコレーション、フード、ドリンクなど多彩な趣向を凝らした会場演出によって、ダンス・ミュージック系リスナーを中心に、幅広くかつ熱狂的な支持を集め、6年間で延べ14万人以上を動員した。そして2009年以来3年ぶりの開催となった今年も、出演者ラインナップ、オリジナリティ溢れる空間演出で、11月23日(金・祝)幕張メッセ、11月24日(土)大阪ATCホールにて開催が決定した。

東京公演は、国内最大級の屋内ダンス・フェスティバルの名に恥じない2ホールでの同時進行となっている。「HALL9」では、アモン・トビンの日本初公開となる圧巻のプロジェクション・マッピングやスクエアプッシャーの巨大LEDオーディオ・ヴィジュアル・セットなど大掛かりな演出で楽しませてくれるアーティストが勢揃い。また「HALL11」では電気グルーヴ、オービタル、フォー・テット、高木正勝といった個性的な出演陣が目白押し。

会場全体をキュレーションするのは、Perfumeややくしまるえつこなどのプロジェクトにかかわり、世界中から注目を集めるメディア・アート/インタラクティブ・デザインの若き奇才、真鍋大度。会場全体を使用した大規模なインスタレーションで、夜通し会場内を歩き回る観客たちを大いに楽しませてくれる予定だ。

またフェスならではのスペシャル・コンテンツも見逃せない。ライブで一目惚れしたアーティストの音源が即ゲットできるCDショップや、専門店が集まったレコード・マーケット、個性的なフードエリア、総延長60mにも及ぶ巨大なオフィシャル・バーなどの定番から、都内の人気クラブのブースや「SevenStars [SNAP BOX]」プロデュースによるクールなSMOKING BARも登場。

ヘッドライナー級のアーティストがズラリと出揃った「エレクトラグライド」は、本丸である出演陣の多彩さに加えて、それ以外にも魅力的なコンテンツが盛り沢山となっており、大いに五感を刺激してくれるイベントになるだろう。

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エレクトラグライド2012

☆幕張メッセ

日程|11月23日(金・祝)

時間|21:00開場/開始

会場|幕張メッセ

千葉県千葉市美浜区中瀬2丁目1

料金|¥8,800(前売り)

※18歳未満入場不可。入場時にIDチェック有り

☆大阪ATCホール

日程|11月24日(土)

時間|21:00開場/開始

会場|大阪ATCホール

大阪市住之江区南港北2丁目1-10

料金|¥7,800(前売り)

※18歳未満入場不可。入場時にIDチェック有り

<出演者>

HALL 9|フライング・ロータス/スクエアプッシャー/アマン・トビン:アイサム*/トゥナイト(ハドソン・モホーク × ルナイス)/マーク・プリチャード・バック・トゥ・バック・トム・ミドルトン*/DJクラッシュ*/コード9

HALL 11|電気グルーヴ*/オービタル/フォー・テット/アンドリュー・ウェザオール/ネイサン・フェイク/DJケンタロウ*/高木正勝*

スペシャル・ゲスト|真鍋大度*

*=幕張メッセのみ出演

http://www.electraglide.info/

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この3アーティストに注目せよ!

ビートインク、白川雅士が注目する最新映像技術を駆使した3アーティスト

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フライング・ロータス(FLYING LOTUS)

-2層の巨大な映像とフライング・ロータスが織りなす未知なる世界-

ジャズ界の巨星ジョン・コルトレーンを大叔父に持ち、現在の音楽シーンの中心に鎮座するフライング・ロータス。電子音楽と黒人音楽の歴史を見事に融合させることのできる類稀なアーティストだ。トム・ヨークやエリカ・バドゥが参加した最新作、『Until The Quiet Comes』のリリース後初となる今回の来日公演では、ふたつの映像スクリーンを前後に配した「LAYER 3」という特殊セットで登場。自らも制作をおこなうほど映像に深い造詣を持つ彼。そのこだわりが昇華された神秘的な世界観の全貌が、ついに明かされる。


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スクエアプッシャー(SQUAREPUSHER)

-音、映像、超絶プレイが完全にシンクロする史上最強のライブ・セット-

イギリスのレーベル「ワープ・レコーズ(Warp Records)」を代表するアーティスト、スクエアプッシャーがLED映像と完全に同期させた最新作『Ufabulum』を携えて再来日。すでに伝説と化している4月の「SonarSound Tokyo」でのショウよりもさらに巨大化したLEDスクリーン・セットにくわえ、封印していた世界屈指のベース・プレイや過去の代表曲も披露するとか。まさに史上最強のライブ・セットで、彼のあらたな伝説が生まれることは間違いないだろう。


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アマン・トビン(AMON TOBIN)

-世界中で絶賛の嵐を巻き起こしてきた3Dヴィジュアル・ライブ-

坂本龍一も賛辞を贈るビート・マエストロ/現代音楽家、アモン・トビン。ここ日本でもにわかに浸透してきた話題の映像インスタレーション、“プロジェクション・マッピング”を駆使した現在世界最高峰の3Dヴィジュアル・ライブこと「ISAM Live」がついに日本初上陸。なお、本公演を持って次作のレコーディングへ入るため、このセットでのライブは世界的にも見納めかも……!? 総重量7トンにも及ぶ巨大なライブ・セットから繰り出される衝撃の体験は、エレクトラグライド2012最大の目玉と言っても過言ではない。

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“ビート・マエストロ”、アモン・トビンが初来日

世界のエレクトロニック・ミュージックシーンに大きな影響を及ぼしてきたブラジル出身のビートメイカー、アモン・トビン。“ビート・マエストロ”の異名を取る彼がついに、11月23日(金・祝)に幕張メッセでおこなわれる「エレクトラグライド2012」に合わせて初来日を果たす。当日は、迫力のある映像と音楽とがひとつとなり、世界に衝撃を与えたプロジェクション・マッピングが披露されるというから見逃せない。

圧倒的なスケール感を味わえるプロジェクション・マッピング

イギリスの老舗レーベル「NINJA TUNE」に所属し、近年では映画音楽や現代音楽の世界へもその名を広げつつあるアモン・トビン。昨年リリースされた新作「アイサム(ISAM)」は、フィールド・レコーディングという手法を駆使して自然のなかから生まれた音をコントロールし、あらたなサウンドとビートを構築。かの坂本龍一をして「まるで3DのSF映画を観てるみたい」と言わしめた。

そんな彼が「アイサム」のコンセプトをもとに、これまでのDJ中心のパフォーマンスとは異なり、壮大なライブ、サウンド、映像を駆使して繰り広げているのが“究極のオーディオ・ヴィジュアル・パフォーマンス”といわれるプロジェクション・マッピングという手法を使ったライブパフォーマンス「ISAM Live」だ。

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建物の壁面や室内などに映像を投射することができるこのプロジェクション・マッピング。アモン・トビンは、抽象的で神秘的、なおかつ爆発的な映像が嵐のように飛び込んでくる精細なビジュアル映像を「アイサム」のサウンドとともに放つことにより、圧倒的なスケール感のあるライブパフォーマンスを実現しているのだ。

ライブでは、多次元で映像のカタチを変えることができる25×8×4インチという巨大な立方体を組み合わせた3D機材をもちい、自らがそのセットに乗り込む格好で、観客を「アイサム」の物語世界へと包み込んでゆく。

エレクトラグライド2012の目玉ともいえるアマン・トビンの来日。世界中を熱狂させた映像と音楽が織り成すこれまでのライブとはひと味もふた味も違うパフォーマンスを体感してほしい。

           
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