EAT|祐天寺裏のおいしいカフェ&ショップ「toile de liberté」
EAT|インテリアスタイリストとして活躍する笠原英治さんがオーナーのカフェ&ショップ
祐天寺裏のおいしいカフェ「toile de liberté」
目印は「祐天寺裏」の交差点――Cher、BEAUTRIUM、dazzling、ricoriなどの内装・ディスプレイをはじめ、個人邸のインテリアプランナーとして活躍する笠原英治さんがオーナーのカフェ&ショップ「toile de liberté(トワル ド リベルテ)」が本格的に始動。祐天寺の駅からゆっくり歩いて徒歩15分ほどの閑静な住宅街にあり、朝10時からおいしいブレックファーストプレートやパンケーキプレートが食べられる。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
Photographs by SUZUKI Shinpei
メニューは、夕方までの“morning”、木・金曜用の“dinner”、土曜のみの“weekend”
店名の「トワル ド リベルテ」はフランス語からの造語で、「自由なキャンバス」という意味。オーナーの笠原さんの命名で、1階のカフェは笠原さんコーディネイトによるアンティーク中心の家具がゆったり配置され、店に入った瞬間から居心地の良さを感じさせる。
戦前から畳屋を営んでいた古民家を改装して笠原さんのアトリエにしようと思っていたが、笠原さんとティーアドバイザーで料理レッスンのクラスも主催する伊藤綾子さんが出合い、意気投合。今年の2月28日にカフェをオープンしたという。
朝10時から夕方までの“morning”メニューでイチオシは、笠原さんの大好物のパンケーキがメインのパンケーキプレート(1360円)。オーダーを受けてから生地を合わせてゆっくり焼き上げるので、驚くほどのふわふわ感が楽しめる。笠原さんの奥さまの陽子さんの実家から送られてくる盛岡のリンゴを使ったリンゴジュースもタイミングが良ければ味わえる。
本来は、夕方までの営業だったが、「近所に住む外国人がワインを飲みたい」というリクエストもあって木曜と金曜だけ夜の営業がスタート。“dinner”メニューではカレーとビールなども楽しめる。そして土曜日は、エッグベネディクトや、サーロインステーキが自家製のフォカッチャにはさまっている“weekend”メニューが用意され
ている。
「パンは手作りで、天然酵母のワッフルやベーグルも人気です。今の季節ならかぼちゃのスープなどもお出ししています。また、お弁当やケータリングなど、なんでもやっています」とショップディレクターでインテリアプランナーである陽子さん。常連になれば、まかないを食べられることも!
愛犬とゆっくり過ごせるカフェ
「笠原は、可愛い女の子の気持ちをつねに想像して仕事しています」と陽子さんが言うとおり、トワル ド リベルテは店内にある雑貨を見ることも楽しめて、1階のカフェにあるエプロンも笠原さんメイド。
さらに、2階は雑貨やアンティークの小物を販売するショップで、モロッコ、ベルギー、フランス、アメリカなどで独自に買い付けてきたものが揃う。
一見雑多な品揃えに見えるが、どれも可愛いテイスト満載で、自分用にはもちろん、プレゼントとしてもオシャレ気分が高まるものばかり。買い付け品は不定期で入荷するので、長居したくなるカフェとともにチェックしたい。