EAT|47都道府県の食文化が詰め合わせたギフトボックスの展示販売
EAT|地域の味を詰め込んだ季節のご挨拶
『47 GIFT 2013 -お中元-』をd47 MUSEUMで開催
47都道府県をテーマにした渋谷ヒカリエ内にある「d47 MUSEUM」が、お中元の季節に合わせた第7弾企画『47 GIFT 2013 -お中元-』を7月19日(金)から9月29日(日)まで開催。全国各地の食文化を47のギフトボックスに詰め合わせて展示販売する。
Text by YANAKA Tomomi
シチュエーションに応じた選び方も
夏のご挨拶として古くから日本に根付いている風習、「お中元」。しかし、近年ではその儀礼的なイメージから、若い世代ではほとんど意識されることのない年中行事となってしまっているという。
そんなお中元を「d47 MUSEUM」では、日ごろの感謝を伝えたり、普段会えない大切なひとをおもいやるという、本来の意味をあらためて見つめ、形式化した贈り物ではなく、よりカジュアルに、お土産よりも折り目正しく、想いの伝わるギフトとしてあたらしいイメージで提案した。
展示されるその内容はというと、三重県からは伊勢うどんとだし、碗のセット、沖縄県からはアワセそばや島とうがらしを使った調味料「コーレーグス」など、各地域の定番の味がギフトボックスに詰め込まれた。味はもちろん、商品のパッケージデザインやその土地でつくられた食器や箸などの工芸品からも、地域性を感じることができる。
また会場では、音声ガイダンスやタブロイドにより、商品の特徴や選定の背景も紹介。展示されるギフトセットはすべて購入でき、配送手続きも可能だそう。さらに、単品での販売もおこない、贈る相手の家族構成や好みに合わせたギフトの組み合わせをつくることもできる。
出身地や相手の好み、オススメの味、思い出の土地など贈る相手のシチュエーションに応じてさまざまな選び方ができる「d47 MUSEUM」ならではのお中元。日本各地の豊かな個性を感じるとともに、“贈る文化”やコミュニケーションツールとしての“ギフト”についてもあらためて考えられる機会となりそうだ。