EAT|シャルル エドシック|伝説の年、1995年のブラン・ド・ブラン
Charles Heidsieck|シャルル エドシック
伝説の年、1995年のブラン・ド・ブラン
紳士のための最高のシャンパーニュ。そんな称号がふさわしいメゾン、シャルル エドシック(Charles Heidsieck)が、いよいよこの秋日本でも本格展開を開始し、12月にはその最高級ともいうべき「ブラン・デ・ミレネール 1995」が登場した。
Text by SUGIURA Shu(OPENERS)
社交的な紳士にふさわしい、ふくよかで官能的な味わい
シャルル エドシックは、1851年にシャルル=カミーユ・エドシックが自らの理想を実現するべく設立したシャンパーニュ・メゾン。
29歳にして自らの名を冠したメゾンを立ち上げ、当時まだ注目されていなかったクレイエールと呼ばれる2世紀の地下採石場跡を、いち早く熟成庫に採用したことで知られる。
高品質なワインは、1859年のボルドー万博で金賞を受賞。1977年にはエリザベス2世在位25周年限定ワインを、1981年のチャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚の際には「ロイヤル・ウエディング・キュヴェ」を製造するなど、英王室をはじめ各国の王室で愛飲されるほどに成長した。
ほかのメゾンに先駆けて新世界のアメリカに新たな市場を見出したことも、その成功の大きな要因と言えるだろう。
この秋にはいよいよ日本で本格展開を開始し、まずは「シャルル エドシック ブリュット・レゼルヴ」(7875円)、「シャルル エドシック ロゼ・レゼルヴ」(9240円)を発売。シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエそれぞれを均等に使用し、60のクリュからブドウを厳選している。ブリュット・レゼルヴにはブレンドの上限といわれる40%もの豊富なリザーヴワインが用いられ、その味わいは非常に豊かだ。11月には醸造責任者のティエリー・ロゼ氏が来日し、ローンチパーティを開催。紳士の社交場を再現したペニンシュラホテルの会場で、自慢のシャンパーニュが盛大に振舞われた。
「ブリュット ・ レゼルヴ」「ロゼ ・ レゼルヴ」に続いて今回国内発売されたのは、伝説の年と呼ばれるほどの良年だった1995年に収穫されたブラン・ド・ブランのシャンパーニュ「シャルル エドシックブラン・デ・ミレネール1995」。古代ローマ時代からのクレイエールで15年以上も熟成され、ふくよかで官能的な味わいに仕上がった、まさにシャルルエドシックを象徴する1本だ。
現地フランスでは、2010年に「ジルベール・エ・ガイヤール」誌で100点満点中98点を獲得し、すでに高い評価を得ている。その銘酒が日本でも入手可能となったのは、すべてのシャンパン飲みにとってこの上ない朗報だ。
シャルル エドシックブラン・デ・ミレネール1995
Charles Heidsieck Blanc des Millenaires 1995
2万5200円
レミー コアントロー ジャパン
Tel. 03-6459-0690