EAT|岩手の幸と世界各国のワイン『ヌッフデュパプ 六本木』
岩手の“おいしくて楽しい”を、六本木で
食空間『ヌッフデュパプ 六本木』オープン
希少なもりおか短角牛やほろほろ鳥、白金豚など、選りすぐりのさまざまな岩手の幸と、岩手の地ビールやワインをはじめ、世界各国のワインも楽しめる食空間『ヌッフデュパプ 六本木』が1月11日にオープンした。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
肉の熟成庫を備え、赤身の“凝縮した旨み”を堪能できるメニューが満載
岩手県盛岡市で1995年から16年間、150席で営業している食空間『ヌッフデュパプ』が、六本木に新店をオープン。
東京出身ながら「縁あって盛岡に移り住んだ」というオーナーの伊東拓郎氏。当時東洋一の品揃えといわれ、有楽町西武地下に150坪超もの空間を構えて、田中一光氏がデザインを手がけた伝説的な酒売場『酒蔵』に8年半在籍したキャリアがある。
岩手の地ビール「ベアレン醸造所」のドラフト2種、くずまきワインや自園自醸ワイン「紫波」など、岩手のワインはもとより、そのキャリアを生かして、厳選した200種類以上の世界各国のワインを揃えている。料理には、長年の信頼関係を築いている岩手の生産者から仕入れる、選りすぐりの短角牛やほろほろ鳥、白金豚などを使用。そして岩泉の深山で採れた天然の山菜、きのこや有機野菜などの、滋味深い岩手の幸も堪能できる。
店内には熟成庫を備え、自家製シャルキュトリー(ハムやソーセージなどの加工肉)や、じっくりと熟成させた「もりおか短角牛」の食べごろの部位を炭火やローストで仕上げる、赤身のもつ凝縮した旨みを堪能できるメニューにも注目だ。
また、オレンジの壁が印象的なインテリアは、2002年にアメリカ10大建築事務所のひとつに数えられ、環境建築で定評のあるオレゴン州ポートランド市「ZGF建築事務所」に在籍する渡辺義之氏が担当。オレンジとブラックと天然木を組み合わせた空間は、“六本木の怪しさ・岩手の温かさ・南仏の洗練された力強さの融合”を表現しているという。