BOOK|縄文から現代までを網羅した『日本美術史』
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2015年1月29日

BOOK|縄文から現代までを網羅した『日本美術史』

BOOK|日本の美が一冊に

縄文から現代までを網羅した完全版『日本美術史』

縄文から現代まで、日本の美が一冊におさめられた『日本美術史』が美術出版社から刊行された。

Text by YANAKA Tomomi

日本美術の歴史を最前線の研究者が紹介

ここ数十年のあいだに新事実の発見や研究の成果により、大きく書き換えられた日本の美術史。そうした研究の第一線で活躍する25人の著者による『日本美術史』が誕生した。

日本美術史

日本美術史

監修を手がけたのは明治学院大学教授で、日本美術史全般にわたる幅広い研究を手がける山下裕二氏と、室町時代のやまと絵を中心とする中世絵画史を専攻する東京大学准教授の髙岸輝氏の二人。最前線の研究者が図版を選択し、執筆した本書は、380ページ、図版500点という圧倒的なボリュームを誇り、日本の長い美術の歴史をひとつの通史として楽しめるよう構成された。

世界的な視点から展望した日本美術史のあたらしい姿。日本の美が生まれた理由を知るとともに、私たち日本人のアイデンティティに迫る一冊だ。

日本美術史

『日本美術史』
監修│山下裕二、髙岸輝
刊行│美術出版社
仕様│B5判、380ページ
価格│3024円
発売中

           
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