BOOK｜作家・大宮エリー VS 写真家・浅田政志『対局言葉と写真の十番勝負』

BOOK｜作家・大宮エリーと写真家・浅田政志が言葉と写真で“真剣勝負”

作家大宮エリーと写真家浅田政志という人気を集める二人のアーティストが先手、後手にわかれて、言葉と写真で“ドリームマッチ”を繰り広げる『対局言葉と写真の十番勝負』が2月13日（木）、パルコ出版から刊行される。

Text by YANAKA Tomomi

言葉と造形のインスタレーションという新境地で言葉にあらたなチカラを見出し、演出やエッセイなど幅広い活動で知られる大宮エリー。対して、自身の家族4人がさまざまな職業や人物に扮した写真集『浅田家』で第34回木村伊兵衛写真賞し、究極の家族写真を撮りつづけている浅田政志。

老若男女を問わず人気を集める二人。2013年パルコミュージアムで開催された『渋谷パルコ40周年記念エキシビションシブパル展。』で繰り広げられた展示をもとに、再構成した書籍が完成した。

「言葉と写真の真剣勝負」と題し、先手後手の対局方式で、大宮の言葉に対して浅田が写真を撮影。また、浅田の写真に対して大宮が言葉をつけた。そこにある“戦い”のなかにはユーモアやほろりとするような瞬間までもがちりばめられ、二人の感性の会話が一体となった独自の世界が生み出されている。

言葉と写真が絶妙にせめぎあう瞬間。ぜひこの新感覚を堪能していただきたい。

『対局』

作者｜大宮エリー、浅田政志

出版│パルコ出版

仕様│A5判変形、160ページ

価格│2095円

発売日│2月13日（木）