BOOK|人気の書店、ポストが写真財団「アパチャー」を特集
LOUNGE / BOOK
2015年4月3日

BOOK|人気の書店、ポストが写真財団「アパチャー」を特集

BOOK|“出版社の世界観”が感じられるあたらしいスタイルのブックショップ

ポストの最新特集はニューヨークが拠点の「アパチャー」

 

というくくりで本を特集し、普段書店では見えにくい“出版社”の世界観を感じられる恵比寿のブックショップ「ポスト」。今回の特集では、ニューヨークが拠点の写真にまつわる財団「アパチャー」を取り上げた。11月下旬まで関連する書籍などが登場する。

Text by YANAKA Tomomi

最新作から名作までおよそ60タイトルが登場

 

ポストは定期的に取り扱っている本がすべて入れ替わるという、あらたなスタイルで人気のブックショップ。これまでにもこだわりをもって本づくりをおこなってきた世界各地の出版社を日本に紹介するとともに、日本ではなかなか手に入れることのできない貴重な本の数々を扱ってきた。

そして、第13弾の特集として選ばれたのが、1952年の創立以来、写真のコミュニティの中心として制作や出版、写真のプロジェクトに関するプログラムを運営し、国内外へと発信してきたニューヨークの財団「アパチャー」だ。

 
写真財団「アパチャー」 02

写真財団「アパチャー」 03

 

アパチャーではクラシックからコンテンポラリーまで年間12~15タイトルの写真集を発行する傍ら、デジタルプログラムにも注力。代表的な活動でもある「アパチャー マガジン」をはじめ、ニューヨークにあるギャラリースペースでの展覧会、年2回敢行される写真集の批評「The PhotoBook Review」のリリース、さらには年に一度のポートフォリオ・アワードやパリ・フォトでのフォトブック・アワードを設けるなど、多岐にわたるという。

このような活動にくわえ、ワークショップやトークイベント、レクチャー、ブックサインニングなどのイベントも多数開催。出版のみならず写真愛好家たちのコミュニティをつなげ、写真の魅力を伝えている。

今回の特集では今年の秋にリリースされたばかりの最新刊から写真史における周知の名作まで約60タイトルが登場。アパチャーの歴史やポリシー、さらなる写真の魅力を実際の本を手にとって感じることができそうだ。

第13弾「アパチャー」

日程│10月23日(水)~11月下旬(予定) ※月曜定休

時間│12:00~20:00

会場│POST

東京都渋谷区恵比寿南2-10-3 limArt内

Tel. 03-3713-8670

           
Photo Gallery
           
  • BOOK|人気の書店、ポストが写真財団「アパチャー」を特集
        BRAND INDEX