「良い仕事がしたいひとには正しく服を着てもらいたい」という思い（森岡 弘）

OPENERSでもおなじみのファッションディレクターでスタイリストの森岡 弘さんは、「ビジネススタイルはご存知のようにスーツ、シャツ、ネクタイ、ベルト、靴のたった5アイテムで着こなします。もしジャケットスタイルだったら1アイテム、ポケットチーフを足しても2アイテム増えるだけです。『そんなこと知ってるよ！』という声が聞こえてきそうですが、それではあなたは『印象の良い、時代感のある着こなしができていますか』と聞き返したくなります。

ビジネススタイルとは、少ないアイテム、おなじデザイン、そのうえドレスコードもあるなかで、好感度をキープしながら仕事のできる男を印象づけてゆかなければならない服装なのです。

この本はお洒落になるためのテクニックを提案していません。それよりもしっかりと仕事に取り組みたいひと、もっと印象を良くしたいひとに対して、服装がしっかりとサポートする、イメージ作りができる提案をしています」

さらに、「いまやビジネスシーンでもファッションセンスは大切な時代です。今回は偏りがちな男性の視点だけでなく、女性の視点も入れて構成しました。どちらが良いということではありません。こんな考え方もあるのだということを知ってもらうことにより、意図のある着こなしの必要性を感じてほしいからです。センシティブなオンタイムにおいて、仕事着は重要なツールであり強力なパートナーになります。“良い仕事がしたいひとには正しく服を着てもらいたい”。この本にはそんな想いが込もっています」とメッセージ。

女性から見て、素敵な男性と仕事ができる男性は一緒です（髙橋みどり）

共著の髙橋みどりさんは、「女性から見て、素敵な男性と仕事ができる男性が一緒だったら、いいな～、そして、好きなひとが自分スタイルや理想のビジネススタイルをもち進化を諦めていなかったらもっとうれしいのに……なんて素直な気持ちで書いたのが、今回のこの本です。少し辛口かもしれませんが、参考にしていただけると幸せです」と男性にエールを送る。

講談社の担当編集の相場美香さんは、「いまや“スーツスタイル”は仕事の評価の対象であり、判断材料の一つであるということ。ビジネスシーンで信頼されるためにも、スーツスタイルは大切です。

『TPOに合わせて、スーツを選んで。お洒落にも気配りを』『女性がシャツ姿に男らしさを感じているのに気づいていますか』と女性目線から指摘するイメージングディレクターの髙橋みどり氏。

それに対し『大人のビジネススタイルはベーシックでいい』『真剣勝負にふさわしいのは、悪目立ちしない80点の装い』と男性目線でルールを語るスタイリストの森岡 弘氏。アイテムが少なく、ルールさえしっかり守れれば、素敵になるのは簡単。さらに信頼されるようになれます。もっと素敵な男性が増えるきっかけになる一冊になればうれしいです」と推奨する。

デキる男のお洒落の極意
著者｜森岡 弘、髙橋みどり
定価｜1365円
サイズ｜四六判
ISBN｜978-4-06-218395-6

＜内容＞
第1章　大人のお洒落のギモン
第2章　見直そう！　ビジネススタイルの基本
第3章　実は肝！　ビジネススタイルの基本の小物
第4章　知っていた？　クールビズの基本
第5章　知っておきたい　スタイリングブック

講談社BOOK倶楽部

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