YCAMでの世界初公開ののち、フランスを皮切りに世界を巡回

先端的な電子音表現とインスタレーションで、世界に衝撃を与えてきた池田亮司氏は1966年岐阜県生まれ。音そのもののもつ本質的な特性と、映像の本心質的な特性としての光を、数学的精度と美学の両面から追究するアーティストとして、現在はパリを拠点に世界的に活躍している。

あらたにYCAM委嘱作品のシリーズ第3弾となり、今回世界初公開される『スーパーシンメトリー』は、フェスティバル・ドートンヌ・ア・パリ2012の一環で、国立ポンピドゥーセンターで初演されたパフォーマンス作品『superposition（スーパーポジション）』をインスタレーション作品として大幅にアップデートし、完全な新作として構想した作品。YCAMで滞在制作され、量子力学や量子情報理論を美学的な視点から解釈し、池田氏の得意とするデーター観測表現の限界に迫るあたらしいインスタレーションとして展開される。

また、4月19日（土）には、ライブパフォーマンス『supercodex[live set]』も開催。2013年、5年ぶりに池田氏がリリースした『supercodex』のライブセットが披露される。

YCAMでの初公開ののち、フランスを皮切りに世界巡回が予定されているという『スーパーシンメトリー』。世界が注目するアーティスト池田亮司による音響と視覚を自由に横断する作品だ。

池田亮司『supersymmetry』
会期│4月2日（水）～6月1日（日）※火曜休館。ただし、祝日の場合は翌日が休館。
時間│10:00～19:00
会場│山口情報芸術センター[YCAM]　スタジオA、B
山口県山口市中園町7-7
Tel.083-901-2222
入場料│無料

ライブパフォーマンス『supercodex[live set]』
日程│4月19日（土）
時間│19:30開場、20:00開演
会場│山口情報芸術センター　ホワイエ
価格│一般2000円、当日2500円

山口市文化振興財団チケットインフォメーション
Tel.083-920-6111