ART|笠井爾示写真展『MUSCOVITE』
LOUNGE / ART
2014年10月29日

ART|笠井爾示写真展『MUSCOVITE』

ART│モスクワを舞台に真木よう子とシティスケープを写し撮る

笠井爾示写真展『MUSCOVITE』

笠井爾示(かさい・ちかし)氏による写真展『MUSCOVITE(モスコヴァイト)』が、1月17日(金)から1月29日(水)まで、渋谷区・代官山のギャラリー スピーク フォーで開催。女優の真木よう子を撮影した作品などが並べられる。

Text by YANAKA Tomomi

展示されるすべてのプリント作品を販売

表層的なモチーフの美醜だけではない、被写体の奥にあるなまなましい情景を捉えてきた写真家 笠井爾示氏は、1970年東京生まれ。青年期をドイツで過ごし、多摩美術大学を卒業した彼は、アメリカの著名写真家ナン・ゴールディン氏に見出され、荒木経惟氏に感化されるかたちで1997年に写真集『Tokyo Dance』を発表。国内外で注目を集めてきた。

以来、数多くの女優や俳優、ミュージシャンらの内面に迫り、昨年12月には女優の真木よう子をモスクワ郊外などで撮影した写真集『MUSCOVITE』を刊行。本展はこの出版を記念したものとなる。

モスクワのガラス、結晶の意味とともにモスクワ人を指す言葉でもある『MUSCOVITE』。笠井氏は真木よう子をモスクワ郊外で、フジフィルムのデジタルカメラ「FUJI FinePix X100」を手に撮影。写真集には別荘やホテルの室内、地下鉄など、プライベートシチュエーションでの彼女の自然な姿が収められた。

MUSCOVITE 02

会場では、彼女のポートレイトにくわえ、モスクワのシティスケープなども織り交ぜ、本展のために制作された半切サイズのオリジナルプリント約30点を展示。プリント作品はすべてが販売されるほか、写真集などの関連アイテムも購入できる。

スナップ写真のライブ基調とドキュメンタリーアプローチでの視線で包まれ、真木よう子のひとりの女性としての生命の輝きをとらえた『MUSCOVITE』。あらたに引き出した真木よう子の魅力と、モスクワの空気も感じてほしい。

MUSCOVITE 03

笠井爾示写真展『MUSCOVITE』

会期│1月17日(金)~1月29日(水) ※木曜休廊

時間│11:00~19:00

会場│ギャラリー スピーク フォー

東京都渋谷区猿楽町28-2 スピークフォーB1F

Tel.03-5459-6385

           
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