ART|第13回「食とアートの会」 リシャール・ヴォレック「再構築」
LOUNGE / ART
2015年6月22日

ART|第13回「食とアートの会」 リシャール・ヴォレック「再構築」

ART|第13回「食とアートの会」

リシャール・ヴォレック「再構築」

世界で活躍するフレンチシェフ 松嶋啓介氏が手がけるレストラン『Restaurant-I(レストラン・アイ)』にて10月28日(金)、アートと食、そして会話を愉しむおとなのためのアートサロン「食とアートの会」が開催される。

Text by OPENERS

ミシュラン一ツ星に輝く絶品フレンチと味わう“芸術の秋”

「食とアートの会」とは、シェフ 松嶋啓介氏が発起人となってスタートしたプロジェクト“+ ART CLUB”によって開催されるおとなのためのアートサロンだ。会場はミシュラン一ツ星に輝く、松嶋氏手がけるレストラン『レストラン・アイ』。若手を中心に毎回ひとりのアーティストを招き、松嶋氏との対談を実施。料理やお酒、集った人びととの会話を愉しみながら、アーティストの独創的な感性にじかに触れることのできる場である。

ガストロノミーの世界におけるラスト・サムライ

第13回目となる今回は、フランス ニースからRichard Woleck(リシャール・ヴォレック)氏を招き、「再構築」をテーマに展開される。ヴォレック氏はロックバンド「Plein Sud」のシンガーとして活躍したのちTシャツデザイナーとなり、創作活動に魅了され、アーティストとしての活動をスタートした。CGを駆使して写真や古い絵画をバーチャルな現代のイメージとして再構築し、アルミパネルにプリントするという手法で作品を制作。社会的なメッセージをふくみつつ、ユーモアのある表現をカタチにし、ニース最大のギャラリー『la Galerie Ferrero(ギャラリー・フェレロ)』の取扱い作家として活動をつづけている。



シェフ 松嶋氏が“ラスト・サムライ”に!?

レオナルド・ダ・ヴィンチの大作『最後の晩餐』を、アメリカナイズされた現代の世界に置き換えた作品では、キリストがチェ・ゲバラのTシャツを着ており、12使徒のなかにはセックス・ピストルズやボブ・マーリーのTシャツを着ている者がいる。



それがなにを意味するのかは、12使徒に対する知識と、パンクロック、レゲエが象徴していたものを照らし合わせて考えるとおもしろく感じられることだろう。ほかにも松嶋氏を“ラストサムライ”としてモチーフにしたものなど、見るほどにメッセージが伝わってくる作品は、見る者を飽きさせない。

フランス ニースでの出会い

ニースといえば2002年、松嶋氏が自身初となるレストラン『Kei’sPassion』(現KEISUKE MATSUSHIMA)を出店した縁の地。06年にフランス版ミシュラン一ツ星を外国人最年少で獲得してから、現在まで6年連続で一ツ星に輝きつづける名店である。じつは『la Galerie Ferrero』と『KEISUKE MATSUSHIMA』とのコラボレーションは活発で、同ギャラリーのアーティストであるジャン-アントワーヌ・イエロ氏は『KEISUKE MATSUSHIMA』のメニューカバーのデザインも手がけている。ちなみにイエロ氏は第6回「食とアートの会」でゲストアーティストとしても登場している。

第13回「食とアートの会」 01



“ガストロノミーの世界におけるラスト・サムライ”という松嶋氏と、ユーモア溢れるロックなアーティスト ヴォレック氏が、「再構築」をテーマに繰り広げるトークの行方とは。芸術の秋、そして食欲の秋。感性を刺激するアートと食の共演を堪能したい。






第13回「食とアートの会」 02

第13回「食とアートの会」

日程|10月28日(金)

時間|オープン:19:00 トークショー:19:30

ディナー:20:00

定員|80名

参加費|8000円(飲食代込み)

予約|info@plusartclub.com

会場|Restaurant-I

東京都渋谷区神宮前1-4-20 パークコート神宮前1F

Tel. 03-5772-2091

www.restaurant-i.jp

ドレスコード|“ROCK”

ロックミュージシャンとして活動していたヴォレック氏にちなみ、ロックテイストなアイテムをひとつだけ取り入れるもよし、自分なりの“ROCK”スタイルでご来場ください。

主催|+ART CLUB

www.plusartclub.com

           
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