ART|ギャラリー916にて操上和美写真展『PORTRAIT』
LOUNGE / ART
2015年4月3日

ART|ギャラリー916にて操上和美写真展『PORTRAIT』

ART│キュレーターであり写真家の上田義彦氏が厳選した50点を展示

操上和美写真展『PORTRAIT』をギャラリー916にて開催

鋭い視線と時代を牽引する感性で魅せる写真家操上和美(くりがみ・かずみ)氏。彼のポートレイト作品のみを展示する写真展『PORTRAIT』が11月1日(金)から12月28日(土)まで港区・竹芝のギャラリー916で開かれる。

 

Text by YANAKA Tomomi

 

被写体の人物像、生き様を浮かび上がらせる

操上和美氏は、斬新なアイディアと高度なテクニックでこれまでに多くのひとの心に残るコマーシャルフォトを生み出してきたことで知れる写真家。またそこだけにとどまらず、フィルムディレクターとしても活躍をつづけてきた。そんな彼が写真家として独立した1965年から現在にいたるまで撮影してきたポートレイト作品のなかからギャラリー916のキュレーターでもある写真家上田義彦氏が厳選した50点を紹介する展覧会が開かれる。

これまで数多くのシリーズや作品を生み出してきた操上氏だが、ポートレイトも初期からコンスタントに撮影してきたという。会場には、シャープで透徹した眼差しで被写体をみつめ、射抜くように自らの感覚をフィルムを焼き付けたポートレイト作品が並べられる。

 

操上和美写真展 02

Isamu Noguchi, 1988 ©Kazumi Kurigami

操上和美写真展 03

Keith Richards, 1988 ©Kazumi Kurigami

 

モデルとなる人物をじっくりと観察しながら彼らをいつ、どこで、どのように撮影するのかを的確に判断してシャッターを切り、被写体の人物像、さらには生き様をも浮かび上がらせた写真群。レンズを見据える被写体の力強い視線に呼応し、見る者の心に触れる“生きた”ポートレイトは私たちに何を語りかけてくるのだろうか。

 
操上和美写真展 04

William Seward BurroughII, 1992
©Kazumi Kurigami

操上和美写真展『PORTRAIT』

会期│11月1日(金)~12月28日(土) ※日曜、月曜休廊

時間│11:00~20:00 ※土曜、祝日は~18:30

会場│Gallery 916

東京都港区海岸1-14-24 鈴江第3ビル6F

Tel.03-5403-9161

入場料│一般800円、学生500円

           
Photo Gallery