arflex|「長濱治写真展―PHOTO REACTION―」展開催
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東京・大阪・福岡のアルフレックスショップで開催
「長濱治写真展─PHOTO REACTION─」展
強烈な存在感を放ち、見るものに迫る被写体の数々――写真家としてのルーツをアメリカにもつ写真家、長濱 治。1970年代にアルフレックスの記念碑的なポスターを手がけ、当時のアルフレックスにアバンギャルドな世界観を吹き込んだ長濱 治の写真を展示する「長濱治写真展─PHOTO REACTION─」展が、東京・大阪・福岡のアルフレックスショップで開催される。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
美しいインテリア空間に浮かび上がる、今なお強烈なインパクトで迫る長濱 治の写真
家具単体ではなく人物を添えることで、生き生きとした感情や動きのあるシーンを映し出し、まるでモード誌のようなポスターは、当時のアルフレックスにそれまでにないアバンギャルドな世界観を吹き込んだ1977年のポスター「SIGNAL」など、アルフレックスとゆかりの深い長濱 治氏。今回の「長濱治写真展─PHOTO REACTION─」展は、ミスマッチとも思えるアルフレックスのインテリア空間のなかで彼の代表作たちが再構成される。
長濱 治氏の写真家としてのルーツは、今から半世紀近く前の“凝縮されたアメリカ”。60年代、バイカー集団「ヘルズ・エンジェルス」に自ら迫り、間近で当時のアウトローの凝縮された匂いを捉えた、衝撃的なシリーズ『地獄の天使』や、一人乾いた大地を走るなかで切り取った一瞬で永遠の風景『アメリカンスクランブル』。そして魂を聴いたブルースの神々たちのレポート『My blues road』など、今なお、見るものの心を捉えてはなさないアメリカが舞台の作品をはじめ、80年代から日本で撮られた『猛者の雁首』では、長濱氏自身が魅力を感じた男たちに目を向けその鋭い視線を、また2000年代には若き表現者たちの鬼気迫る表情を切り取っている作品も展示される。
また、会場には、長濱氏の朋友であるアルフレックス創設者、保科 正氏の依頼による、70年代アルフレックスのポスターの数々をふくめた新旧100点以上の作品を出展。四半世紀経った今でも心揺さぶられる長濱氏の作品に触れてみたい。
長濱 治|ながはまおさむ
1941年名古屋市生まれ。多摩美術大学彫刻科卒業後、1964年にアドセンター入社。1965年よりフリーランスになり、ファッション、広告、ポートレートなどの分野で幅広く活躍、多数の作品集を発表している。代表作に『地獄の天使 1968~1980 New York・San Francisco』『My blues road』『猛者の雁首』などがある。
「長濱治写真展─PHOTO REACTION─」展
日程|2013年9月12日(木)~9月24日(火)
時間|11:00~19:00 水曜定休
場所|アルフレックスショップ東京
東京都渋谷区広尾1-1-40 恵比寿プライムスクェア1F
Tel. 03-3486-8899
日程|2013年10月3日(木)~10月15日(火)
時間|11:00~19:00 水曜定休
場所|アルフレックスショップ大阪
大阪市中央区南船場4-2-11 ベネトン心斎橋ビル6F
Tel. 06-6258-8822
日程|2013年10月19日(土)~10月29日(火)
時間|11:00~18:00 水曜定休
場所|プロポスタ<アルフレックス福岡>(エリア総代理店)
福岡県福岡市博多区中洲中島町4-20
Tel. 092-262-5166
http://www.arflex.co.jp