ART|「Little Water」をテーマに『堂島リバービエンナーレ2013』
LOUNGE / ART
2015年4月7日

ART|「Little Water」をテーマに『堂島リバービエンナーレ2013』

ART│台湾出身のルディ・ツェン氏をアーティスティック・ディレクターに起用

「Little Water」をテーマに『堂島リバービエンナーレ2013』開催

アートとさまざまな分野をつなげた作品を展示する『堂島リバービエンナーレ』が7月20日(土)から8月18日(日)まで、大阪市福島の堂島リバーフォーラムで開催される。今年は水都・大阪らしく「Little Water」をテーマに開かれる。

Text by YANAKA Tomomi

杉本博司や八木良太らアジア中心の28組のアーティスト

2009年、2011年につづき、この夏開催される『堂島リバービエンナーレ2013』。現代美術をリードする台湾のルディ・ツェン氏をアーティスティック・ディレクターに迎え、アートとさまざまな分野とつなげることであらたなアートの地平を浮かび上がらせる試しだ。

2009年には森美術館館長の南條史生氏をアート・ディレクターに、『リフレクション:アートに見る世界の今』と題し開催。2011年には青森県立美術館チーフ・キュレーターの飯田高誉氏が大震災を受け止め、これからの地球のあり方をアートと建築で表現する作品をディレクションした。

堂島リバービエンナーレ2013 02

堂島リバービエンナーレ2013 03

3回目となる今回は台湾出身で、イギリス国立美術館を運営するテート・ギャラリーのアジア購入委員会の委員でもあるルディ・ツェン氏をアーティスティック・ディレクターに起用。大阪の景観や人々の日常の暮らしに大きな役割を果たしてきた堂島川にちなみ「Little Water」をテーマに開催する。

堂島リバービエンナーレ2013 04

ルディ・ツェン氏が招聘したのは日本の杉本博司や八木良太、台湾のリー・ミンウェイらアジア出身者を中心とした約28組。会場には、東京を拠点に活動する「チームラボ」の『憑依する滝』や、インドを代表する現代アーティストN.Sハーシャによる作品、インスタレーションなども展示される。

ルディ・ツェン氏は「今回の作品群は自然におけるもっとも基本的要素である水の複雑性と多様性、詩的な美しさを表現し、水のもつユニークな価値を再認識することができます」と語る。太古の昔から豊かな文明と文化を生み出してきた川。いまあらたな文化をつくりだすアート群が堂島川のほとりから誕生する。

『堂島リバービエンナーレ2013』
会期│7月20日(土)~8月18日(日)
時間│11:00~19:00
会場│堂島リバーフォーラム
大阪府大阪市福島区福島1-1-17
入場料│一般1000円、高校・大学生700円、小学・中学生500円
http://www.dojimariver.com/topics/biennale2013.html

           
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