ART｜タカ・イシイギャラリーで荒木経惟写真展『色（エロ）女（リアル））』

ART│“エロくて”リアルであることを前提にセレクションした50点を発表！

写真家の荒木経惟（あらき・のぶよし）による個展『色（エロ）女（リアル）』が、5月25日（土）から6月22日（土）まで江東区清澄のタカ・イシイギャラリーで開かれる。アラーキーが“エロくて”リアルであることを前提にセレクションした50点が発表される。

Text by YANAKA Tomomi

いかにしてひととの関係を築き、豊かに展開をしていくことができるのかという問いかけを内包する荒木の写真。「エロス」と「タナトス（死）」という彼の作品の本質的な要素は、さまざまな作品をとおし多様な解釈がなされてきた。

タカ・イシイギャラリーでの20回目の個展となる記念すべき本展では、巷に溢れるグラビア写真の安易な表現に対して“エロリアル”のある写真の重要性を訴えるべく、独自の世界観を表現する新作を展示。ひとの“生”のさまざまな瞬間を写真ならではの方法で発露しつづける“アラーキーワールド”を堪能することができる。

また、今回の個展に合わせて作品集『色（エロ）女（リアル）』も刊行。さらに初日の18時からはオープニングレセプションも開催される。

荒木は語る「雰囲気とか概念とかじゃなくて、リアルじゃなきゃいけない。写実ってのではなくて、リアルってこと。エロリアルだよ」。ひととひととの関係が生まれる前に存在し、そこから発展する関係を一層豊かにすると荒木が言うリアルな“エロ在感”を湛えた写真である。

荒木経惟写真展『色（エロ）女（リアル）』
会期│5月25日（土）～6月22日（土）　※日曜、月曜、祝日は定休日
時間│12:00～19:00
会場│タカ・イシイギャラリー
東京都江東区清澄1-3-2 5F
Tel.03-5646-6050