ART|スペインが誇る巨匠アントニオ・ロペスによる待望の日本初個展
ART│若き頃の作品から近年の代表作を網羅
鑑賞券5組10名様をご招待!
スペインが誇る巨匠アントニオ・ロペスによる待望の日本初個展
世界的巨匠のアントニオ・ロペスによる日本ではじめての個展『現代スペイン・リアリズムの巨匠 アントニオ・ロペス展』が6月16日(日)まで渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開かれている。独特の写実主義で生み出された油彩やデッサンをはじめ、立体作品にいたるまで、彼の代表作が一堂に会する。
Text by YANAKA Tomomi
リアリズムを超えた“本質”
今日のスペイン美術を代表する作家アントニオ・ロペスは1936年生まれ。幼き頃より叔父から絵画を学び、13歳からはマドリードに出て名門サン・フェルナンド美術アカデミーで絵画を学んだ。
その卓越した技術と観察力により、リアリズムを追求しながら描き出された独自の世界は早くから評価され、数多くの個展が世界各地で開かれてきた。またマルメロを描く作家自身の姿を撮った1992年制作の映画『マルメロの陽光』は日本でも公開され、話題を集めたものの、これまでに日本で個展は開かれていなかった。本展は待望の個展となる。
B0129
今回の展覧会では初期の美術学校時代の作品から近作まで、油彩や素描、彫刻の各ジャンルから代表作64点を厳選して紹介。10年をかけてもなお手を入れつづけるほど、制作期間の長い作家として知られるロペスが丹念に描いた、マドリードの都市風景や家族の肖像、静物、室内、人体など長年にわたるテーマを網羅。観る者に時間の静止と神秘性を感じさせる独自の世界が広がる。
B0129
なかでも、映画『マルメロの陽光』のなかで描かれていた『マルメロの木』や愛娘への深い愛情が伝わる『マリアの肖像』、完成までに26年もの歳月をかけ、何人ものモデルがポーズをとった裸の男女の等身大の立像『男と女』など、代表作がずらりと並ぶ。
「流行に興味はない。スペイン美術は昔から自分の眼と手の仕事だった。大切なのは感動であり、その存在感。だから写真とは無縁だ」と語るアントニオ・ロペスのリアリズムを超えた“本質”をぜひご覧頂きたい。
『現代スペイン・リアリズムの巨匠 アントニオ・ロペス展』の鑑賞券を5組10名様にプレゼント!
そしてOPENERS読者に朗報。本展示会の鑑賞券を5組10名様にプレゼントします。ご希望の方は下記ボタンよりご応募ください。
応募締切|5月15日(水)正午まで
応募は終了しました。
たくさんのご応募ありがとうございました。
※当選された方には当選通知メールをお送りします。当選された方は、件名はそのまま、必要事項を明記のうえご返信ください。なお、ご返信期限が過ぎた場合、無効となりますのでご注意ください。
『現代スペイン・リアリズムの巨匠 アントニオ・ロペス展』
会期│4月27日(土)~6月16日(日)
時間│10:00~19:00、金曜・土曜は~21:00
会場│Bunkamuraザ・ミュージアム
東京都渋谷区道玄坂2-24-1
Tel.03-5777-8600(ハローダイヤル)
チケット│一般1400円、大学・高校生1000円、中学・小学生700円
他会場│長崎県美術館 6月29日(土)~8月25日(日)
岩手県立美術館 9月7日(土)~10月27日(日)