滞在制作によって描かれる約15メートルの壁画ペインディング

今年3月に江東区東雲にあたらしく誕生したコンテンポラリーアートと写真の巨大サイト TOLOT/heuristic SHINONOMEに移転したYUKA TSURUNO GALLERYのグランドオープニングとしてホセ・パルラの個展が開かれる。

1973年にアメリカ・マイアミで生まれたホセ・パルラは、言語や筆記といった要素を取り入れた独自のペインディングで描き、国際的に高い評価を獲得。各地での壁画制作をおこなってきたほか大英博物館のパブリックコレクションにも収蔵されている。




アートスペース内の大小ふたつのギャラリースペースを使用して展開される本展では、キャンバス作品のほかに、滞在制作によって描かれる約15メートルの壁画ペインディングを展示。また個展に合わせて作品集も出版される。

対峙する壁からインスピレーションを得て、ペンキなどの塗り重ねと、身体性を伴いながらリズミカルに描かれたカリグラフィーのライティング。ホセ・パルラによって抽象的に記されたジャーナリズムであり、ダイアリーは、私たちの想像力のなかに飛び込み、さまざまな物語を紡ぎだしはじめるだろう。