ART｜ギャラリー スピーク フォーで内田文武展『Change』
ART│“あたらしいわびさび”として注目を集める新進気鋭のアーティスト
ギャラリー スピーク フォーで内田文武展『Change』
アーティスト内田文武（うちだ・ふみたけ）による個展『Change』が4月26日（金）から5月8日（水）まで、代官山のギャラリー スピーク フォーで開かれている。タイトルのとおり、“変化”をキーワードに大小約30点が展示される。
Text by YANAKA Tomomi
アクリル原画やあたらしい試みによる作品も
1981年、京都に生まれた内田文武さん。京都造形芸術大学卒業後、2008年にはMoMA（ニューヨーク近代美術館）が開催する『DESTINATION JAPAN』に作品4点が選定され、世界的なクリエイター年鑑『LE BOOK』のニューヨーク、パリ、ロンドン版の装画を担当。このほかにも宮本亜門演出のミュージカルの舞台に作品を投影されたり、広告グラフィックやブックデザインにフィーチャーされるなど、アートの世界のみならず、各界から注目を集めている。
そんな彼の東京での2年ぶりとなる個展では、アクリルによる原画のほか、ピエゾグラフにより同じモチーフをベースにした描写のバリエーションなど、あたらしい試みによる作品を紹介。このほかにも会場にはミュージシャンとしての音楽作品や立体作品、ポストカードセットなども展示、販売されるという。
また、初日の26日（金）18:30からはvision trackの光冨章高を聞き手に内田文武が作品解説をおこなうギャラリートークも開催される。
洗練された色彩バランスと絵画のようなエッセンス集約力から“あたらしいわびさび”とも評される内田文武の作品。彼が求めた“変化”とそこから得た、あたらしい世界をこの個展からのぞいてみてほしい。
内田文武『Change』
会期│4月26日（金）～5月8日（水） ※木曜休廊
時間│11:00～19:00 ※最終日のみ～18:00
会場│ギャラリー スピーク フォー
東京都渋谷区猿楽町28-2
Tel.03-5459-6385
ギャラリートーク
日程│4月26日（金）
時間│18:30～19:00
会場│ギャラリー スピーク フォー
作品解説│内田文武
聞き手│光冨章高（vision trackディレクター）