ART|横浜美術館で『Welcome to the Jungle 熱々!東南アジアの現代美術』
ART│チケットを5組10名様にプレゼント
“沸騰”するマレーシアやシンガポールなど8カ国25人の作家が出展
横浜美術館『Welcome to the Jungle 熱々!東南アジアの現代美術』
東南アジアで活躍する現代美術のアーティストによる作品を紹介する『Welcome to the Jungle 熱々!東南アジアの現代美術』が6月16日(日)まで横浜美術館で開かれている。OPENERSでは、鑑賞チケットを5組10名様にプレゼントする。
Text by YANAKA Tomomi
いまの東南アジアを反映した作品
成長著しいASEAN諸国。経済的、政治的にも“沸騰する”とたびたび表現されるこの地域では、めざましい都市化と生活や社交構造の急激な変化を背景に、現代の作家たちによる先鋭的なアート作品が次つぎに生まれているという。今回の展覧会では、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、フィリピン、ベトナム、カンボジア、ミャンマーの計8カ国25組の作家による1999年以降の作品28点が展示される。
明るく照らし出される夜のジャングルを写したフィリピンのフランク・カリャガンの写真から、監視社会化する現代都市と、隣り合う境界線上の姿を暴き出したり、長年にわたり海の遊牧民を追ったシンガポールのザイ・クーニンによる映像作品からは、政治的、経済的な理由で生活が制限される様子なども捉えている。
このほかにも、スペインの植民地であったフィリピンで1807年に起こった歴史的動乱「バジ反乱」を題材にした10体の木彫り像からなる『バンタイの祭壇』や、自身の娘をモデルにした立体作品にイスラム教徒の女性たちが子どもを守るために唱える祈りの言葉が刻まれたインドネシアの女性アーティスト、ティタルビの『バヤン・バヤン・マハ・ケチル♯9(小さきものの影)』など、歴史や文化はもちろん、いまの東南アジアを映し出した作品が展示される。
期間中には、閉館後に学芸員の解説付きで展覧会を鑑賞する「夜の美術館でアートクルーズ」を4月27日(土)、5月22日(水)に開くほか、4月26日(金)、5月10日(金)、24日(金)、6月14日(金)には学芸員によるギャラリートークも開催される。
横浜美術館に生い茂る密度と熱気を帯びたアートのジャングル。これらの作品から東南アジアのいま、そして未来を切り開いていこうとする力強さを感じたい。
『Welcome to the Jungle 熱々!東南アジアの現代美術』鑑賞券を5組10名様にプレゼント!
そしてOPENERS読者に朗報。本展示会の鑑賞券を5組10名様にプレゼントします。ご希望の方は下記ボタンよりご応募ください。
応募締切|4月26日(金)正午まで
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『Welcome to the Jungle 熱々!東南アジアの現代美術』
期間│4月13日(土)~6月16日(日) ※木曜日休館
時間│10:00~18:00(入館は17:30まで)
会場│横浜美術館
横浜市西区みなとみらい3-4-1
Tel.045-221-0300
入場料│一般1100円、大学・高校生700円、中学生400円、小学生以下無料