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ART
2015年5月13日
ART│青木良太による新作陶芸展『「可能性」-陶器は3000年残る-』
ART│鹿の姿を陶器にすることで3000年の命を吹き込む
青木良太による新作陶芸展『「可能性」-陶器は3000年残る-』
陶芸家の青木良太による個展『「可能性」-陶器は3000年残る-』が4月12日(金)から5月12日(日)まで南青山のvalveat 81(ヴァルヴィート エイティーワン)で開かれる。
Text by YANAKA Tomomi
椅子やさまざまな釉薬で表現したボタンなど多彩な作品を展示
釉薬の研究をつづけながら、金や銀、プラチナなど通常の陶芸では使わない素材をもちいて、これまでにない陶芸を生みだしている青木良太。ファッション業界やインテリア、デザインなどさまざまなフィールドとのコラボレーションも積極的におこなっており、あらたな陶芸の魅力を伝える、期待の陶芸家だ。
valveat 81での3年ぶりとなる今回の新作展では、さまざまな釉薬で表現したボタンの数かずや、椅子やプランターなど多彩な陶作を披露。さらに、“イケメン”の鹿を狩猟し、それを剥製にして型をとり、陶器にすることで、“イケメン鹿”の美しさを3000年残すとともに、あらたに命を吹き込むというコンセプトの新作も発表される。
「今回は皆さんが見たことのない新作のお披露目を多数おこないます」と青木さんが話すように、彼のあたらしい試みに出会える『「可能性」-陶器は3000年残る-』展。青木良太により3000年つづく命が吹き込まれた作品たちに触れてみたい。