ART|gggで『TDC展2013』と日本初個展となる『KM カレル・マルテンス』展
LOUNGE / ART
2014年12月5日

ART|gggで『TDC展2013』と日本初個展となる『KM カレル・マルテンス』展

ART|国際アニュアルデザインコンペティション『東京TDC賞2013』の入賞作品がずらり

gggで『TDC展2013』および、日本初となる『KM カレル・マルテンス』展開催

先端的なタイポグラフィとデザイン作品が一堂に会する国際アニュアルデザインコンペティション『東京TDC賞2013』の入賞作品などを展示する『TDC展2013』が4月27日(土)までギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)で開かれている。また、オランダを代表するデザイナー、カレル・マルテンスの日本初となる個展『KM カレル・マルテンス』も5月8日(水)から30日(木)まで開かれる。

Text by YANAKA Tomomi

金魚鉢やマグカップ、卵などさまざまなアイテムでかたちづくられた「Now is Better」

日本をはじめ、国内外から3015点もの作品が応募された『東京TDC賞2013』。グランプリに輝いたのは、アメリカのデザイナー、ステファン・サグマイスターとジェシカ・ウォルシュのコンビによる『Now Is Better』だった。この作品は、世界の大部分のひとびとが自分の運命を自ら決められる現代に生まれたよろこびを、金魚鉢やマグカップ、卵などさまざまなアイテムでかたちづくった「Now is Better」のタイポグラフィで表現。それらをつなげて、映像作品として発表された。

KM カレル・マルテンス 08

KM カレル・マルテンス 09

KM カレル・マルテンス 10

このほかにも特別賞を受賞し、雑誌『暮らしの手帖』の表紙絵を長く手がけてきた仲條正義による『忘れちゃってEASY思い出してCRAZY』や、同じく特別賞の葛西薫が装丁した本『建築を考える』などの受賞作品をはじめ、ノミネート作品、優秀作品など約100点が展示される。

にごりのない色を重ね合わせた作品をインスタレーションとして再構成

一方、5月8日(水)から30日(木)までは世界的に活躍するグラフィックデザイナー、カレル・マルテンスによる日本初の個展を開催。1960年代からいまもなおオランダを中心に第一線で活躍する彼の作品は、日本のデザイナーたちにも影響を与える存在として知られる。

会場では、これまでに制作されたコミッションワークと自主的な実験作品をあらたにインスタレーションとして構成、展示。同時に、現在のマルテンス作品へとつながる契機ともなった1964年の『キネティック・ボックス・コンストラクション』を進化させた新作も紹介される。

さらに、初日の5月8日(水)には来日したカレル・マルテンスによるギャラリートークも開催。にごりのない色を重ね合わせた印象的な作品で知られるマルテンスの世界。日本ではじめてとなる機会を逃がさないように。

KM カレル・マルテンス 01

『TDC展2013』
会期│4月4日(木)~27日(土) ※日曜、祝日は休館
時間│11:00~19:00 ※土曜は~18:00
会場│ギンザ・グラフィック・ギャラリー
東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル
Tel.03-3571-5206
入場料│無料

『KM カレル・マルテンス』
会期│5月8日(水)~30日(木) ※日曜、祝日は休館
時間│11:00~19:00 ※土曜は~18:00
会場│ギンザ・グラフィック・ギャラリー
東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル
Tel.03-3571-5206
入場料│無料

カレル・マルテンスギャラリートーク
日程│5月8日(水)
時間│16:00~17:30
会場│DNP銀座ビル3F
定員│70人
参加費│無料
申し込み方法│www.dnp.co.jp/foundation/より申し込み

           
Photo Gallery
           
  • ART|gggで『TDC展2013』と日本初個展となる『KM カレル・マルテンス』展
        BRAND INDEX