DIESEL|建築家、大野力によるインスタレーションがDIESEL SHIBUYAに登場
輪郭線だけで部屋を構成
建築家、大野力によるインスタレーションがDIESEL SHIBUYAに登場
建築家、大野力(オオノ・チカラ)によるユニークなインスタレーション「LINES」が、2014年2月16日(日)までDIESEL SHIBUYAにて開催中。輪郭線だけで部屋を構成し、まるで家具が浮き上がってくるような空間を生み出している。
Text by KUROMIYA Yuzu
家具と来場者だけが具体的に浮かび上がるような空間
2004年に自身の事務所「シナト」を設立して以来、住宅や商業施設の設計を中心に、広告やアートまでさまざまなプロジェクトを手がける建築家 大野力。2010年にJCDデザインアワードで金賞を受賞するなど、国内外で大きな注目を集めている彼が手がけたユニークなインスタレーションが、DIESEL SHIBUYAにて展示されている。
輪郭線だけでできたとても小さな空間に、ディーゼルホームコレクションのアイテムを配置し、まるで家具が浮き上がってくるようなシチュエーションを演出。部屋と言うより家具の延長というべき身近なスケールの空間単位が連続し、またそれぞれの輪郭線がお互いに重なり合って、視覚的に複雑な状況をつくり出すユニークな構成を生み出した。来場者は、展示されている家具を輪郭線の外から眺めたり、なかに入って通り抜けることができる。
今回、ともに展示されているアイテムは、ディーゼルならではのロックなライフスタイルを提案するホームコレクションライン、「Successful Living from DIESEL」。ファニチャーはモローゾ、照明はフォスカリーニ、テキスタイルはズッキといったイタリアを代表するインテリアメーカーとコラボレーションし、デザイン、クオリティともに高い評価を得ている。
数々の賞に輝く大野力ならではの視点で、唯一無二のシチュエーションが生み出された空間は必見。来年の2月16日(日)まで開催されているので、ぜひ訪れてほしい。