LOUNGE /
ART
2014年12月9日
ART|動植物をテーマにした『LIFE 永井一正ポスター展』
ART|日本を代表するグラフィックデザイナーのライフワークを一堂に展示
動植物をテーマにした『LIFE 永井一正ポスター展』
半世紀以上にわたり日本のグラフィックデザイン界の最前線で活躍をつづける永井一正(ながい・かずまさ)による「LIFE」をテーマにしたポスター作品を展示する『LIFE 永井一正ポスター展』が3月6日(水)から30日(土)までギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)で開かれる。
Text by YANAKA Tomomi
息子でアートディレクターの永井一史とのギャラリートークも
日本を代表するグラフィックデザイナーであり、清新な表現世界を開拓してきた、永井一正。彼のポスターや版画を中心とする4000点もの代表的作品の数かずがgggを運営する公益財団法人DNP文化振興財団に寄付されたことから『LIFE 永井一正ポスター展』は実現した。
寄贈された作品の一角をなし、永井一正がライフワークとして1980年代後半にスタートし、抽象から具象へと劇的な変化を経て現在までつづく、動植物や想像上の生き物をモチーフとしたのがポスターの「LIFE」シリーズ。みずみずしい創造力によって生み出されたこれらの作品群からは、かけがえのない命や自然への強いメッセージとともに、あふれ出さんばかりの生命力を湛えている。
会場では、そんな優しいまなざしで描かれたポスター139点を厳選して紹介するほか、初日の3月6日(水)16:00からは永井一正さんとその息子でデザイナー、アートディレクターでもある永井一史さんのギャラリートークも開催される。
永井さんによって描かれた生き物たちの自然賛歌。多様な“LIFE”を守るために、いまなにができるのか。グラフィックデザインの原点ともいえるポスターが訴えかけるものを感じてほしい。