ART|青山「ギャラリーDAZZLE」にて飯田信雄写真展「夢見草」開催
ART|「夢見草(ゆめみぐさ)」=桜の異名
飯田信雄写真展「夢見草」開催
光の利用と謎めいた物体を使った「Cosmosシリーズ」や「気配」など、モノクロ写真で独特の世界を切り取る写真家、飯田信雄氏。最新写真展「夢見草(ゆめみぐさ)」が、青山の「ギャラリーDAZZLE(ダズル)」にて、3月12日(火)から17日(日)まで開催される。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by IIDA Nobuo
1.5メートルに大伸ばしした正方形の作品と対峙する
今回の写真展「夢見草(ゆめみぐさ)」について飯田氏は、「2011年の桜の花は日本の人にとっては特別な気持ちで見た桜だったと思います。今回の写真は、2011年の3月15日から4月3日までの、桜の花が咲く寸前までに撮った桜の枝の作品です。タイトルの「夢見草」(ゆめみぐさ)は桜の異名だそうです」と語る。日本画、とくに琳派のような切れ味鋭いトリミングが魅力を感じさせるこれらの作品。その大きさと相まって、独特の存在感を放っている。
飯田信雄|IIDA Nobuo
1961年東京生まれ。1983年東京工芸大学写真工学科卒業。エイワスタジオを経て八倉巻弘行氏に師事。主な展示歴は以下。1999年『ホカリファインアート』にて個展「COSMOS」/2001年『ホカリファインアート』にて個展「COSMOS 進化と増殖」/2004年『DAZZLE』にて「(フラグメント)個展」/2005年『DAZZLE』にて「三家猫展 グループ展」/2007年『DAZZLE』にて「三家猫展vol.2 グループ展」/2008年『DAZZLE』にて個展「COSMOS-意識」/2010年『DAZZLE』にて個展「-気配」/2011年『MEGUMI OGITA』にて「第五回Showcaseshow グループ展」。
http://www.ne.jp/asahi/iida/nobuo/index.html