ART│山口情報芸術センターで新作インスタレーション『pulse(パルス)3.0』を発表
ART│世界的に注目を集めるクリエイティブカンパニー、ライゾマティクス
山口情報芸術センターで新作インスタレーション『pulse3.0』を発表
デザインやアート、エンジニアリングを横断するあたらしい表現形態で、世界的に注目を集めるクリエイティブカンパニー、ライゾマティクス(Rhizomatiks)。彼らの新作インスタレーション『pulse(パルス)3.0』が3月24日(日)まで、山口情報芸術センター[YCAM]で公開される。
Text by YANAKA Tomomi
レーザーや映像、ロボティクスなどを用い、大幅なアップデートを加えた意欲作
先端的なテクノロジーを駆使したメディアアートを手がけることで知られ、今年10周年を迎えるYCAMが気鋭のアーティストの作品やプロジェクトを紹介する展示シリーズ「スコピック・メジャー」。その第15弾として、ライゾマティクスの新作インスタレーション『パルス3.0』が発表された。
ライゾマティクスは齋藤精一、真鍋大度、千葉秀憲によって2006年に設立。現在はこのほかにもデザインやアート、建築、数学、工学など、さまざまなバックグラウンドをもつ個性豊かなクリエイターやエンジニアからなり、アート作品はもちろん、パフュームのライブの映像演出やCM、ウェブコンテンツなども手がけ、既存の枠組みを越えたクリエイションにより常に新たなフォーマットを生み出しつづけている。
今回の作品は、彼らがこれまでに手がけてきたレーザー光線や映像、音響、ロボティクスによるインスタレーションやショーケースを統合、大幅なアップデートを加えた意欲作。人間の視聴覚の限界にテクノロジーを介してアプローチすることで、表現の枠組みを押し広げようとする挑戦的な試みが展開される。また、3月に好評を博したライブパフォーマンスの追加公演を3月17日(日)に開催予定。詳細は2月22日(金)にYCAMの公式ウェブサイトとライゾマティクスtwitterアカウントにて発表する予定。
ジャンルを越えたクリエイターが集結し、ひとつの芸術を生み出す醍醐味を堪能できる特別な空間。ライゾマティクスの真骨頂ともいえるインスタレーションは、山口県まで足を運ぶ価値のあるものといえるだろう。
ライゾマティクス新作インスタレーション『pulse(パルス)3.0』
期間│1月27日(日)~3月24日(日) ※火曜休館
時間│10:00~19:00
会場│山口情報芸術センター スタジオB
山口県山口市中園町7-7
Tel.083-901-2222
入場料│無料