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ART
2014年12月10日
ART│アラン・ファン・エブリィによる日本初個展『Theory of Everything』
ART│万物の理論をテーマにした抽象画と造形作品を展示
アラン・ファン・エブリィによる日本初個展『Theory of Everything』
アメリカ人アーティスト、アラン・ファン・エブリィの日本初の個展『Theory of Everything』が、2月6日(水)から3月10日(日)まで文京区関口のヒロマート・ギャラリーで開かれる。
Text by YANAKA Tomomi
タイにインスピレーションを得て生まれた詩的な宇宙空間
大学で美術を学び、これまでニューヨークなどで個展を開いたり、展覧会に参加してきたアーティスト、アラン・ファン・エブリィ。韓国の国立美術館が管理するアーティスト・イン・レジデンスに招聘された後、2008年からはタイへ移り、現在はバンコクを拠点に活動をおこなっている。
日本での初個展となり、「万物の理論」を意味する『Theory of Everything』展では、グリッターなどの反射素材とインク、ペイント、マーカーなどを併用した新作の抽象画を展示。また、新シリーズの造形作品では本来であれば廃棄されるはずであった天然素材のココナッツの殻が活用された。
「インスピレーションは、自分の周りのカルチャーやタイでの暮らしから得てきた」と語るアラン・ファン・エブリィが、新天地タイでみつけた万物の倫理。彼が生み出す詩的な宇宙空間を漂ってみたい。