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ART
2014年12月10日
ART│あたらしい肖像画のカタチ『Misunderstanding Focus 16:9』展
ART│田中義久と飯田竜太によるアートユニット Nerhol
あたらしい肖像画のカタチ『Misunderstanding Focus 16:9』展
アイディアを練る田中義久氏とアイディアを彫る飯田竜太氏によるアートユニット「ネルホル(Nerhol)」による展覧会『Misunderstanding Focus 16:9』が1月21日(月)から2月22日(金)まで表参道のFRAMED*SPACEで開催される。
Text by YANAKA Tomomi
連続撮影した200枚のポートレートのズレやゆがみを生かして“彫られた”肖像画
2007年に結成されたネルホル。グラフィックデザインを基軸に活動していた田中氏と、現代美術を基軸に活動してきた飯田氏がそれぞれ互いの分野を生かし、昇華させた作品づくりで話題を呼ぶアートユニットが、最新のポートレートシリーズ「Misunderstanding Focus」を展示する。
これまで何十、何百枚もの紙に緻密なカッティングを施した独自の彫刻作品を発表してきたふたり。「Misunderstanding Focus」は、3分間にわたって連続撮影した200枚に及ぶポートレート写真をもとに、撮影している間の微妙なずれや動きで生じたゆがみを生かしたカッティングが施され、肖像画のあたらしい姿を表現している。
地層のように積み重なり、彫られた写真から垣間見れる被写体の深層にある意識の一端。「時間軸を彫る」というこれまでにない発想でつくられたネルホル作品の独特な世界を堪能したい。
『Misunderstanding Focus 16:9』
日程│1月21日(月)~2月22日(金) ※土日、祝日休み
時間│12:00~19:00
会場│FRAMED*SPACE
東京都港区南青山5-3-5 ミル・ロッシュビル3F
Tel.03-3400-0490