ART|渋谷ヒカリエで『蜷川実花展』開催
LOUNGE / ART
2014年12月11日

ART|渋谷ヒカリエで『蜷川実花展』開催

ART│一瞬の輝きを捉えた鮮やかな極彩色の写真作品

渋谷ヒカリエで『蜷川実花展』開催

独特の華やかな色彩の写真とともに、映画監督などとしても活躍する蜷川実花の写真展が、12月19日(水)から1月14日(月・祝)まで、渋谷ヒカリエの 8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Galleryで開かれる。

Text by YANAKA Tomomi

初日にはオープニングパーティーも

多摩美術大学でグラフィックデザインを学んだのち、2007年に“写真の芥川賞”ともいえる木村伊兵衛写真賞を受賞。その後も八面六臂の活躍を見せる蜷川実花。いまもっとも輝くアーティストといえる彼女の活動の場は、アートの世界にとどまらず、近年ではメガホンを取った『さくらん』や『へルタースケルター』などの映画をはじめ、セリーヌ、マスターマインドジャパンといったファッションブランドとのコラボレーションなど、とどまることをしらない。

そんな蜷川実花の写真展を、 現代アートを数多く手がける「小山登美夫ギャラリー」が独自の目線でディレクションし、多面的なクリエイションの視点を体感できるようにと今年4月に渋谷ヒカリエにオープンした8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Galleryで開催。また、初日12月19日の18:00から20:00まではオープニングパーティーも開かれる。

今回の写真展では、2003年に制作された「Acid Bloom」「Liquid Dreams」シリーズのほか、2004年の「floating yesterday」シリーズ、2010年制作「noir」シリーズから作品を展示。花や動物、金魚、風景などの一瞬の輝きを捉えた鮮やかな色彩からは、さまざまな感情や非現実的な世界をも喚起させる。

そして、その光、色の深度を強めることで浮かび上がる“極彩色の闇”。光をまとっていても、闇に包まれていても、蜷川実花にしか出すことのできない、一瞬の特殊な美、生の芳醇さをこの写真展で感じたい。

蜷川実花展

日程│12月19日(水)~1月14日(月・祝) ※1月1日(火)は休廊

時間│11:00~20:00

会場│8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery

東京都渋谷区渋谷2-21-1

入場料│無料

           
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