ART|波が美しく崩れる瞬間を撮影した『クラーク・リトル写真展』
ART|圧倒的な迫力の「ショア・ブレイク」写真
波が美しく崩れる瞬間を撮影した『クラーク・リトル写真展』
唯一無二の「ショア・ブレイク」写真で高い人気を誇るフォトグラファーのクラーク・リトルが、待望の日本版カレンダーを発売。それを記念して12月13日(木)~12月25日(火)の期間、渋谷パルコのロゴスギャラリーにて、日本初となる展覧会が開催される。
Text by IWANAGA Morito(OPENERS)
危険と隣り合わせの撮影から生まれる神秘的な作品
ハワイの海の美しいショア・ブレイク(岸辺近くで崩れる波)を撮影する写真家クラーク・リトルは、自らカメラを手に、巨大な波の内側でシャッターを切る独特のスタイルを特徴とする。
岸辺でおこなわれる撮影には常に危険がともない、波に飲み込まれて頭から落ちると命を落とすこともある。そんな過酷な条件下で撮られる写真はあまりに美しく、そして力強い。
クラークは、1980年代から1990年代にかけてオアフ島ワイメアベイで、ショア・ブレイク・サーフィンのパイオニアとしてその名と才能を認知されていた。
転機がおとずれたのは2007年。クラークの妻がベッドルームに海の写真を飾りたいと頼んだことがはじまりだった。彼はサーフィンの技術と経験、なにより海への情熱でカメラを手にすることを決め、ハワイのショア・ブレイクを撮りはじめた。
現在は、カリフォルニア州のラグーナ・ビーチとハワイのノースショアでギャラリーを運営し、精力的に作品を発表している。
会期中は作品の受注販売も
作品集にはジャック・ジョンソンもメッセージを寄せ、アップルやナイキなどの大企業がクライアントとして名を連ねるなど、その実力はお墨つきだ。2011年5月にはワシントンDCのスミソニアン博物館に作品が展示され、同博物館より「オーシャンズ フォトグラフィー アワード」を授賞されている。
今回、それらの代表作を収録した日本版カレンダーの発売を記念して、日本初の個展が開催される。
展覧会では代表作の展示・受注販売にくわえ、クラーク本人が来日し、ロゴスギャラリーとパタゴニア サーフ東京でサイン会もおこなわれるという。
巨大な波に立ちむかうクラークの撮影風景もふくめた、50点を越える作品の展示を通じてその魅力を伝えていく本展。美しく切り取られた貴重な瞬間に、心を動かされることはまちがいないだろう。
『クラーク・リトル写真展』
日程|12月13日(木)~12月25日(火)
時間|10:00~21:00 (最終日は17:00終了)
会場|ロゴスギャラリー
東京都渋谷区宇田川町15-1渋谷パルコ パート1 B1F
Tel. 03-3496-1287
オープニングレセプション
日程|12月13日(木)
時間|18:00~20:00
会場|ロゴスギャラリー
「クラーク・リトル 日本版カレンダー」発売記念サイン会
〈1日目〉
日程|12月15日(土)
時間|14:00~16:00
会場|ロゴスギャラリー
〈2日目〉
日程|12月16日(日)
時間|13:00~16:00
会場|パタゴニア サーフ東京
東京都渋谷区神宮前6-16-8 3F
Tel. 03-5469-2101
「クラーク・リトル 日本版カレンダー」の購入者が対象
詳細はホームページ(http://www.parco-art.com)にて発表
クラーク・リトル 2013 日本版カレンダー
発行|パルコ出版
サイズ|230×345mm 13枚+表1
価格|1260円
発売中