ART│リバースプロジェクトが「道展」をGYREで開催
LOUNGE / ART
2014年12月15日

ART│リバースプロジェクトが「道展」をGYREで開催

ART│表参道とキャットストリートをつなぐ“参道”

リバースプロジェクトが『道展』をGYREで開催

「人類が地球に生き残るためのプロジェクト」という理念を掲げ独自の活動を展開するリバースプロジェクトによる『道展work in progress』が11月8日(木)から21日(水)まで原宿のGYRE(ジャイル)で開催される。

Text by YANAKA Tomomi

ストリート感覚をミックスしたアートや“縁日”も

「SHOP & THINK」というコンセプトと、「渦」という意味をもち、表参道とキャットストリートというふたつの道に面して2007年に誕生したジャイル。表参道は、ファッションのメインストリームを担うブランドが軒を連ねる青山のメインストリート。対して、キャットストリートは渋谷川の上にあらたな地上として建築され、あたらしい文化を求めて若者が集まり、ストリートファッションなどあたらしく個性的な文化が生まれる道。そんなふたつの道に面した特別な場所に立つジャイルの誕生5周年を記念して開催されるのが、伊勢谷友介率いるリバース・プロジェクトによる『道展』だ。

『道展』では、そのふたつの道が交差するスポットであることの意味合いを、リバースプロジェクトならではのアプローチで表現。まず、訪れたひとたちは“参道”の入り口となる新感覚の鳥居に出迎えられる。そして、おみくじをモチーフにした来場者参加型のインスタレーションやアーティスト奥西希生による鎌倉彫の作品「元気玉賽銭箱」が出現し、ストリート感覚をミックスした“参道”が生み出された。

また、リバースプロジェクトが発表してきたプロダクトの数かずも「縁日」というスタイルで紹介。製品になることなく倉庫で眠っていたデニムをあらたなデザインで再生させる「Lee BIRTH」やクルマのエアバッグを再利用してバッグとして蘇らせた「AIRBAG bag」など、廃材や再生資源を活用しながら、持続可能な社会におけるあらたな価値の創造を目的とした製品の展示、地下スペースでは販売もおこなわれるという。さらに日替わりでプロダクト開発に纏わるトークショーや、“前夜祭”“収穫祭”など、期間中、会場で楽しめるイベントも用意されている。

ひとを集め、賑わいを創出し、文化が交差してきた日本の“道”。異なる文化が交わる地に立つジャイルと、独自のクリエイティブなアプローチでその道を進んできたリバースプロジェクトならではのリンクにもぜひ注目したい。

『道展work in progress』

日程│11月8日(木)~21日(水)

時間│11:00~20:00

会場│EYE OF GYRE/GYRE 3FおよびB1Fスペース

東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE3階

Tel.03-3498-6990
http://www.rebirth-project.jp/event/michiten/

           
Photo Gallery