ART|川久保 玲が認めた若き才能、アーティスト 鈴木ヒラク氏の展示が開催
ART|『フレックスフォルム東京』にて開催!
FLEXFORM×+ARTCLUB VOL.1
アーティスト 鈴木ヒラク展 開催中
イタリアデザインの大家 アントニオ・チッテリオ氏がデザインを監修するラグジュアリーファニチャーブランド「FLEXFORM(フレックスフォルム)」の日本初の単独ショールーム『フレックスフォルム東京』にて、アーティスト 鈴木ヒラク氏の展示が開催中だ。
Text by OPENERS
“食+アート”につづき、“住+アート”の提案
ニースでは6年連続、東京では2年連続でミシュラン1ツ星を獲得するフレンチシェフ 松嶋啓介氏によるレストラン「レストラン アイ」にて、「食とアートの会」と題し、食にアートを“+(+)”した、おとなのためのアートサロンを主催する+ ART CLUBが、「食」につづき、今度は「住」にアートをプラスする。
その第一弾となるのが、アーティスト 鈴木ヒラクをフューチャーした展示「FLEXFORM×+ARTCLUB VOL.1 HIRAKU SUZUKI」である。11月17日よりおこなわれている本展示では、国内外のアート、音楽、ファッションなど、さまざまな領域の境界を越え、活動をつづける鈴木氏のドローイング作品が住空間に展開。生活のなかにアートがある、そんな心地よくも刺激的な空間を提案する。
架空の過去の遺物を掘り起こす感覚
鈴木ヒラク氏といえば、最近ではファッションデザイナー 川久保 玲さんに見出され、コム・デ・ギャルソン北京店の内装につづき、コム・デ・ギャルソン青山、京都、ロンドン、ソウル、香港、北京の直営6店舗にて同時にコラボレーションを展開するなど、いまもっとも注目される若手クリエイターのひとり。“土から過去の遺物の断片を掘り起こすように、白い紙からペンを使用し、架空の過去の遺物を掘り起こす感覚で描く”という彼のドローイング作品には、観る者に時空を超えた記憶やイメージを静かに想起させる。本展示は12月末まで開催。あらたな才能の輝きを、お見逃しなく。
鈴木ヒラク|SUZUKI Hiraku
1978年生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科修了。膨大なドローイングをベースに、壁画、インスタレーション、映像、彫刻など多岐にわたる制作活動を国内外で展開。音楽・ダンスなどとのライブパフォーマンスや、アニエス・ベーやコム・デ・ギャルソンといったファッションの分野とのコラボレーションなど、ドローイングのあらたな可能性を拡張しつづけている。2011年から12年アジアン・カルチュラル・カウンシルの助成を受けLocation One(ニューヨーク)にて滞在制作。近年のおもな個展にWIMBLEDON space(ロンドン,2011)、ギャラリードゥジュール(パリ,2010)など。おもなグループ展に『六本木クロッシング』森美術館(東京,2010)、『愛についての100の物語』金沢21世紀美術館(石川,2009)、『House of Art』Hotel Central(サンパウロ,2009)、『Between Site & Space』ARTSPACE(シドニー,2009)などがある。著書に『GENGA』(河出書房新社)、『鉱物探し』(BEAMS)。
FLEXFORM×+ARTCLUB VOL.1
HIRAKU SUZUKI
会期|11月17日~12月末
会場|フレックスフォルム東京
東京都港区南青山6-11-1
営業時間|11:00~19:00(水曜日定休)
企画|+ ART CLUB
協力|Island Japan
フレックスフォルム東京
Tel. 03-6418-5590