食べられるアートインスタレーション“OPEN”が日本に初上陸!
「生産者」と「料理人」「アーティスト」「消費者」を結ぶアートイベント
食べられるアートインスタレーション“OPEN”が日本に初上陸!
アメリカ・カリフォルニア発祥の食とアートのプロジェクト“OPEN”。その日本初のイベントとなる「OPENharvest」が11月2日(水)、3日(木・祝)、東京都現代美術館地下1階のレストラン コントンで開かれる。
文=谷中朋未
テーマは「harvest=収穫」
アメリカ・カリフォルニア州バークレーにあるオーガニックレストラン『シェパニーズ』のシェフたちが中心となり、「畑と食卓をつなぐ食の透明性」を見つめようと発足した食とアートのプロジェクト“OPEN”。土壌をテーマにした2008年の「OPENsoil」を皮切りに、牛の丸焼きを参加者の前でさばき、調理した「OPENfuture」、水や水産物がテーマの「OPENwater」など、参加者も食事を楽しみながら食べ物の背景やストーリーを探求するイベントを開催してきた。
初の日本での開催となる今回のテーマは「harvest=収穫」。日本の豊かな食文化に着目し、生産者や料理人、アーティストによる旬の恵みを活かしたインスタレーションなどが開催される。
そのなかには、年間約45万頭も処分されていながら、食用として活用されているのはわずか1割のみという野生のシカや野鳥をはじめ、普段わたしたちの口にはなかなか入ることのないジビエも登場。未来の食材の可能性として、「ニッポンジビエ」と題し、アートパフォーマンスとワークショップが展開される。また、日本人には欠かすことのできない「お米」にフォーカスを当てるほか、各地の生産者らによるファーマーズマーケットを開催し、生産者や料理人、アーティスト、参加者らの交流の場も設けられる。
このほかにも“OPEN”のローンチイベントとして、10月25日(火)夜には、渋谷区神山町エリアのレストランなどを舞台に、カリフォルニアと日本の食とアートがコラボレーションするコミュニティ活性化イベントが開催されるなど、盛りだくさんの内容となっている。
“食べられるインスタレーション”として、食とアートをつなぐ「OPENharvest」。さまざまな恵みや命で成り立っているわたしたちの“食”に、あらためて目を向けるイベントになりそうだ。
「OPENharvest」
日程│11月2日(水)、3日(木・祝)19:00~22:00
会場│レストラン コントン
東京都江東区三好4-1-1 東京都現代美術館地下1階
参加費│大人1万円、小学生2500円 ※スタンディング形式のディナーで食事と飲み物がふくまれる
申し込み│openharvest@garlands.jpに参加者全員分のフルネーム、人数、代表者の住所、電話番号、日程、イベントタイトルを記入して送信。
http://foodlight.jp/