AAF通信│建築レクチュアシリーズ217[nie - ichi - nana]  ゲストスピーカーに坂 茂氏が登場
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2014年12月25日

AAF通信│建築レクチュアシリーズ217[nie - ichi - nana] ゲストスピーカーに坂 茂氏が登場

AAF通信│建築レクチュアシリーズ217

ゲストスピーカーに坂 茂氏が登場

大阪を拠点に活動するふたりの建築家、芦澤竜一氏と平沼孝啓氏がゲスト建築家を迎えて、2カ月に1度、午後7時からトークセッションをおこなう「建築レクチュアシリーズ217」。今回は、ゲストスピーカーに建築家の坂 茂氏を招き、10月10日(水)午後7時から大阪市中央区の本町ガーデンシティで開催される。

Text by YANAKA Tomomi

弱者の住宅問題に関心を寄せる坂氏の思想とは

建築家による芸術と社会環境の発展を目指すAAF(NPO法人アートアンドアーキテクトフェスタ)。芦澤氏と平沼氏の同年齢のふたりがゲストの志向性を探るとともに、刺激的な建築家同士の交流の場として学生や若い建築家から大きな支持を集めるトークセッション「建築レクチュアシリーズ217」。今回は国際的に活躍し、災害被災者らへの建築も数多く手がける坂 茂氏が登場する。

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1957年に東京に生まれた坂氏は成蹊高校卒業後、クーパー・ユニオン建築学部を卒業。1985年には坂 茂建築設計を設立した。ルワンダの難民キャンプのためのシェルターを作るなど、弱者の住宅問題に強い関心を寄せ、1995年には自身が代表を務めるNGO、VAN(ボランタリーアーキテクツネットワーク)を設立。また、1995年から2000年まで国連難民高等弁務官事務所のコンサルタントを務めた。

昨年の東日本大震災で壊滅的な被害を受けた宮城県女川町には、海上用の輸送コンテナを使った3階建ての仮設住宅を建設。さらに1995年の阪神淡路大震災でも仮設住宅を建設したほか、被災した教会にはこれまでにない「紙管」で作った「紙の教会」を提案するなど、大きな話題を呼んだ。主な作品に「ハノーバー 国際博覧会日本館」「ニコラス・G・ハイエック・センター」「ポンピドゥー・センター・メス」などがあり、数々の受賞歴を誇る、世界が注目する建築家のひとりだ。

そんな坂氏が語る思想や建築へのアプローチを聴くべく、ぜひこの機会に足を運びたい。


建築レクチュアシリーズ217

日程│10月10日(水)
時間│開場18:00 開演19:00 終了20:30
レセプション:20:30~21:30
ゲストスピーカー│坂 茂(建築家)
会場│本町ガーデンシティ
大阪府大阪市中央区本町3-6-4 セントレジスホテル大阪1階ホール
申し込み│ウェブページより受付
www.217.aaf.ac
定員│200人 ※当日の参加も若干名可能。当日18:00から先着順で整理券を発行。

特定非営利活動法人(NPO法人)アートアンドアーキテクトフェスタ
www.aaf.khaa.jp/217/

           
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