氷河の記憶を宿すチューダー「ノースフラッグ」
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2026年10月16日

氷河の記憶を宿すチューダー「ノースフラッグ」

 

TUDOR|チューダー ノースフラッグ

 
チューダーから、ブランドの歴史に刻まれた先駆者や冒険家たちの不屈の精神を体現するモデル「ノースフラッグ」が復活した。新たなデザイン、GMT機能、そしてマスター クロノメーター認定を携えアップデートが図られている。
 

Text by WASEDA Kosaku

1950年代の探検精神を継承

 
1950年代、英国の北グリーンランド遠征探検に装備品として支給されたチューダーの時計は、冒険家たちの手首に巻かれ、2年にも及ぶ過酷な極限環境下で時を刻んだ。その信頼性の実証によって、『強靭無比』なツールウオッチとしての名声を確固たるものにした。
 
 
「ノースフラッグ」という名は、その英国北グリーンランド遠征探検に由来している。1952年から1954年にかけて、氷河、気象、地質を調査するためのプロジェクトとして隊員が集められた。2015年に登場した初代モデルは、チューダー初の自社開発・製造による機械式ムーブメント、キャリバー MT5621を搭載した記念すべき一本だったが、2021年に生産を終了している。
 
この度登場した新しいノースフラッグは、この極寒に耐えた堅牢性を受け継ぎながら、24時間針を新たに搭載。太陽が沈まぬ白夜や、闇の続く極夜においても、その時計としての機能に徹する。
 
 
第2世代となる今作は、インスピレーション源である1973年の歴史的モデル「レンジャー II」の象徴的なフォルムとデザイン要素を継承している。
 
ケースからブレスレットへ途切れることなく繋がる一体型デザインもそのひとつだ。大きなアラビア数字のアワーマーカーを配したブラックダイアルには、モノブロックの夜光セラミックが新たに採用され、45度の傾斜を持つ24時間目盛り付きフランジと調和している。矢印型の24時間針、角張った秒針、バトン型の分針が組み合わさり、歴史的モデルへのオマージュが織り交ぜられている。
 
 
ケースは316Lステンレススチール製でケース径は40mm、サテンブラッシュド&ポリッシュ仕上げが施され、固定ベゼルも同素材が用いられた。針にはグレードAスイス製スーパールミノバ®蓄光塗料が使われている。
 
 
そのほかノースフラッグを特徴づける要素が、ケース一体型ブレスレットだ。316Lステンレススチール製2リンクブレスレットには面取りされたポリッシュ仕上げのリンクが施され、クラスプにはチューダー独自の“T-fit”アジャスティングシステムが搭載されている。これは工具を使わず、着用者自身が8mmの範囲を5段階で調節できる機能だ。
 
クラスプにはセラミックのボールベアリングが採用され、心地よい操作感とともに確実な留め具構造を実現した。ケース側にも呼応するディテールが配され、ラグとベゼル上面にはポリッシュ仕上げの面取りが施されている。
 
 
 
リューズはサテンブラッシュドとビーズブラストを組み合わせたマットな質感だ。ケースバックには、わずかにドーム状のサファイアクリスタルを備えたオープンケースバックを採用し、マスター クロノメーター認定を受けたムーブメントの姿を覗かせている。
 
搭載されたムーブメントは、時・分・秒表示に加え日付とGMT機能を備えたマニュファクチュール キャリバー MT5652-U。サンレイ調のレーザー装飾が施され、ブリッジには「MASTER CHRONOMETER」の刻印が入る。モノブロックのタングステン製ローターはオープンワーク仕様で、サンドブラスト仕上げと放射状の溝がレーザーで加えられている。可変慣性テンプは両持ち式のトラバーシングブリッジによって固定され、堅牢性と高精度を両立する設計になっている。
 
 
同キャリバーはCOSCの認定に加え、チューダー独自基準の日差6秒(-2/+4秒)、さらにMETASのマスター クロノメーター認定基準である日差5秒(0/+5秒)以内という、より厳格な精度を満たしている。加えて15,000ガウス以下の磁場に対する耐磁性も認定されており、完全巻き上げ時には65時間のパワーリザーブを保証する「ウィークエンドプルーフ」仕様となっている。
 
ノースフラッグは、2つの温度・6つの姿勢・2段階のパワーリザーブ残量という条件下での精度テスト、15,000ガウスの高磁場環境下での動作確認、100m防水、65時間のパワーリザーブといった一連の基準をすべてクリアし、認定を取得した。
 
極限の環境下で鍛えられた堅牢性、実用性を追求した機能美、そして卓越した精度をもつ新しいノースフラッグ。チューダーがツールウオッチに求め続けてきた理想像が、本作なのかもしれない。
 
チューダー ノースフラッグ
ケースサイズ|40mm、厚さ:12.7mm、
ケース素材|316Lステンレススチール(サテン&ポリッシュ仕上げ)
文字盤|ブラック、24時間目盛り入りフランジ
風防|ドーム型サファイアクリスタル
ベゼル|316Lステンレススチール製固定ベゼル、サテン&ポリッシュ仕上げ
リューズ|316Lステンレススチール製円錐台型スクリュー式、チューダーシールドロゴのレリーフ
ケースバック|サファイアクリスタル付きオープンケースバック、ドーム型
ムーブメント|マニュファクチュール キャリバーMT5652-U 自動巻(両方向回転ローター)、GMT機能内蔵、COSC&METASマスタークロノメーター認定
パワーリザーブ|65時間(METAS認定)
機能|時・分・秒(センター)、24時間針(センター)、日付表示(3時位置・瞬時切替・禁止時間帯なし)、秒針停止機構
ブレスレット|316Lステンレススチール製2リンクブレスレット、サテン&ポリッシュ仕上げ、“T-fit”クイックアジャストクラスプ
防水|100m防水(METAS認定)
価格|76万5600円(税込)
問い合わせ先

日本ロレックス / チューダー

Tel.0120-929-570
 

チューダーの時計に対するよくある質問

 
Q.「ノースフラッグ」という名前には、どのような由来があるのですか?
 
名称は、1952年から1954年にかけて行われた英国北グリーンランド遠征探検に由来しています。氷河や気象、地質を調査するために隊員が集められたこのプロジェクトでは、チューダーの時計が装備品として支給され、2年に及ぶ過酷な極限環境下で時を刻みました。その信頼性の実証によって、チューダーは堅牢なツールウオッチとしての名声を確固たるものにしています。2015年に登場した初代「ノースフラッグ」は、チューダー初の自社開発・製造による機械式ムーブメント、キャリバーMT5621を搭載した記念すべきモデルでしたが、2021年に生産を終了していました。
 
 
Q.第2世代となる新しい「ノースフラッグ」は、どのような点が進化しているのですか?
 
今作は、1973年の歴史的モデル「レンジャー II」をインスピレーション源とし、その象徴的なフォルムとデザイン要素を継承しています。ケースからブレスレットへ途切れなく繋がる一体型デザインや、大きなアラビア数字を配したブラックダイアル、矢印型の24時間針、角張った秒針、バトン型の分針の組み合わせに、歴史的モデルへのオマージュが込められています。機能面では新たに24時間針を備えたGMT機能を搭載し、太陽が沈まない白夜や闇の続く極夜でも昼夜を判別できます。ダイアルにはモノブロックの夜光セラミックが新たに採用され、45度に傾斜した24時間目盛り付きフランジと調和しています。
 
 
Q.搭載ムーブメントの精度や性能について教えてください。
 
マニュファクチュール キャリバーMT5652-Uは、時・分・秒に加えて日付とGMT機能を備えた自動巻きムーブメントです。COSCの認定に加え、チューダー独自基準である日差-2/+4秒、さらにMETASのマスター クロノメーター認定基準である日差0/+5秒以内という厳格な精度を満たしています。15,000ガウスの高磁場に対する耐磁性も認定されており、完全巻き上げ時には65時間のパワーリザーブを備え、週末に外しておいても月曜日に止まらない「ウィークエンドプルーフ」仕様です。可変慣性テンプは両持ち式のトラバーシングブリッジで固定され、堅牢性と高精度を両立しています。オープンケースバックからは、サンレイ調のレーザー装飾や「MASTER CHRONOMETER」の刻印、オープンワーク仕様のタングステン製ローターを鑑賞できます。
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