DESIGN /
FEATURES
2026年7月17日
ソフビ大好き芸人イジリー岡田、念願のオリジナルソフビがついに完成! | MEDICOM TOY
MEDICOM TOY|メディコム・トイ
「イジリーマスク」「おしゃべりイジリーくん」
熟練のソフビコレクターとして知られる、イジリー岡田さん初のオリジナルソフビ「イジリーマスク」「おしゃべりイジリーくん」の発売が決定! 幼少期からのソフビ愛からメディコム・トイとの思い出、完成したオリジナルソフビについて、たっぷり語っていただきました。
ext by SHINNO Kunihiko|Photo by NAGAO Masashi|Edit by TOMIYAMA Eizaburo
僕のソフビで、ボロボロになるまで遊んでもらえたら本望です
YouTube「イジリーチャンネル」にて大好きなレトロソフビや懐かし玩具を紹介し、好評を博しているお笑いタレントのイジリー岡田さん。
そんなイジリーさんが、メディコム・トイとタッグを組んで、初のオリジナルソフビ「イジリーマスク」「おしゃべりイジリーくん」を発売することになった。両商品とも2026年7月25日(土)~7月30日(木)に開催される『MEDICOM TOY 30th ANNIVERSARY EXHIBITION』会場にて先行販売。さらに、その後はメディコム・トイオフィシャルストアでも受注販売が予定されている。

イジリー岡田
1964年9月23日生まれ。埼玉県出身。87年にお笑いコンビとしてデビューし、90年からは単独でお笑いタレント/ものまねタレントとして活躍。91年からテレビ東京の深夜番組「ギルガメッシュないと」にレギュラー出演し、「高速ベロ」芸で人気を博した。現在もバラエティ番組のほか、アイドル番組・イベントの司会、映画・ドラマへの出演など活躍の幅を広げている。
2012年から今まで毎月新作ソフビを予約しています
「まだ実感が湧いていません。夢じゃないかと思ってます」
完成した自身のオリジナルソフビを前に興奮状態のイジリー岡田さん。今回メディコム・トイから発売される「イジリーマスク」と「おしゃべりイジリーくん」は、長年のソフビ愛、メディコム・トイ愛が結晶化したアイテムでした。
「僕とメディコム・トイさんの出会いは15年前。「1/6計画」(現MEDICOM TOY TOKYO)の仮面ライダーの東映レトロソフビコレクションを雑誌で偶然見かけて、こういうのが出たんだ、知らなかったと驚きました」
東映レトロソフビコレクションは「仮面ライダー」をはじめ東映特撮作品のキャラクターを昭和テイストのスタンダードサイズソフビ(全高約240mm)にした人気シリーズ。
2011年から毎月3〜4体ずつ、放映当時発売されなかった怪人たちも含めて順次登場し、現在までに500種類以上が発売されている。2014年からはミドルサイズ(全高約150mm)もスタート。キングサイズ(全高約350mm)、ジャンボサイズ(全高約600mm)も登場している。
「気づいたときは既に4〜5体発売された後だったんですけど、それから毎月お店に足を運んで店頭で予約していました。僕、ネットを信じていなかったので(笑)。注文するときは自分がイジリー岡田であることを伏せて、なるべく目立たないように小声で伝えていたんですけど、どこかで気づいてほしい気持ちも正直ありました」
そう言うとイジリーさんは持参した大量の「1/6計画」のスタンプカードを見せてくれました。

「見てください、これ全部埋まってますからね! 1000円購入するごとにスタンプ1個押してもらって景品と交換できるんですけど、カードがもったいなくてあえて取り替えていませんでした。メディコム・トイさんが好きすぎて。これ持っていても全部スタンプが埋まっている方はいらっしゃらないんじゃないでしょうか」

これまで毎月、東映レトロソフビコレクションを購入し続けてきたイジリーさん。大切なあまり、すべて未開封のまま保管しているほか、あえて「揃えない」こだわりも持っているといいます。
「スノーマンという、最初期に出た怪人さえ手に入れればすべて揃うんですが、あえて買いません。これまで他のシリーズをコンプリートしたとき、嬉しさ以上に寂しさを感じてしまったので。東映レトロソフビコレクションのスノーマンだけは、どんなに値上がりしても手を出さないでおこうと思っています」
ボロボロになったタイガーマスクは「戦いの証」です
今回、オリジナルソフビ製作のきっかけは、今から1年前、メディコム・トイ代表の赤司竜彦さんと紹介者経由で出会ったことでした。
「特撮・ソフビ仲間の河崎実監督や、なべやかんちゃんからずっと勧められていたんです。それで昨年の春、ある方にご紹介いただいて、スーパーフェスティバルの会場で初めて赤司さんにお会いできたんです。
そのとき、“イジリーさんのYouTube見てますよ”っておっしゃってくださって。僕のソフビ愛が赤司さんに伝わっていたことが嬉しかったです。たぶん赤司さんがご覧になったのは、僕が『タイガーマスク』のスタンダードソフビを買ってもらったエピソードだと思うんですよ」
幼い頃、父親に地元の西友のおもちゃ売り場でタイガーマスクを買ってもらったことは、イジリーさんにとって忘れられない思い出だ。
「幼稚園の帰り、父親にねだったら“ママに電話して、いいよって言ったら買ってあげるよ”って。公衆電話から電話したことをいまでも覚えてます。僕が手に入れた記念すべきソフビ第1号。季節は春。家に帰って、ちゃぶ台の上に乗せると、外から吹き込む風でタイガーのマントがひらひら揺れて……。それを今日持ってきました」

©︎ 梶原一騎・辻なおき/講談社
「タイガーマスク」は1968年〜1971年、『ぼくら』『週刊ぼくらマガジン』『週刊少年マガジン』(講談社)で連載された原作:梶原一騎、漫画:辻なおきのプロレス漫画。主人公・伊達直人は悪役レスラー養成機関「虎の穴」を経て悪役覆面レスラー「タイガーマスク」としてデビューするが、出身施設の孤児院「ちびっこハウス」を救うために組織を裏切り、虎の穴の刺客レスラーとの戦いに身を投じる。
1969年にTVアニメ化され、中嶋製作所(現ナカジマコーポレーション)から発売されたソフビは日本中を熱狂させた大ヒット商品に。1980年には続編「タイガーマスク二世」がスタートし、新日本プロレスとのタイアップで実在するプロレスラーも登場した。
「親父に買ってもらったタイガーマスクは戦い続けた結果、ボロボロになりました。傷だらけだし、マントの留め具も壊れてしまってますけど、これこそ“戦いの証”であり、“僕の人生”です。比較用にヤフオクで入手した傷のないタイガーも持ってきました。たぶんお金持ちの子が次のを買ってもらって遊ばなかったものです……お気づきですか? タイガーマスクの手の形が違うことに」
中嶋製作所の「タイガーマスク」ソフビは、生産時期によってマスクの色や手の形が異なり、最初期に発売された「きいろ1期」は「両手グー」。以降「右手パー・左手グー」「右手グー・左手パー」というバリエーションが存在する。

©︎ 梶原一騎・辻なおき/講談社
「僕が買ってもらったのは、右手グー・左手パーでした。当時アニメを観るとタイガーは大抵ロープに飛ばして右手でチョップするんですけど、僕のは左でしかチョップできない。なんで右手がパーじゃないんだよと思って(笑)。どうしても相手レスラーにこの動きがしたかったから、念願の右手パーを手に入れたわけです。
伊達直人の顔もきれいでしょう? 当時“マスクを取ったら伊達直人に早変わり”というキャッチコピーのコマーシャルが流れてましたけど、僕の直人はわんぱく小僧みたいなほっぺの赤みが、ちょっと消えている感じなんです」
シューズのカラーは三沢光晴さんが現役時代に履いていた色にしました
イジリーさんの「タイガーマスク」愛は、まだまだ続きます。
「タイガーマスクの最初の盛り上がりが『覆面ワールドリーグ戦』という物語で、ライオンマン、エジプトミイラを相手にタッグマッチで戦わなきゃいけなくなったとき、タイガーの前にグレートゼブラというレスラーが現れるんです。
最初タイガーはこいつも虎の穴の刺客じゃないかと疑うんですが、試合中に十六文キックを出そうとした仕草で正体がジャイアント馬場さんだと気づくんです。グレートゼブラのソフビを買えなかった私が代わりに見立てていたのが、このウルトラセブンです。なぜなら身長が高いから(笑)」

©︎ 梶原一騎・辻なおき/講談社
メディコム・トイでは2012年より講談社、ナカジマコーポレーションの協力を得て1969年に中嶋製作所より発売された『タイガーマスク』のソフビをできるかぎり忠実に再現して復刻してきた。そして赤司さんはイジリーさんに、こんなオリジナルソフビの提案をされたとか。
「赤司さんから“イジリーさんのソフビを出すなら、タイガーマスクの横に並べられるものがいいんじゃないんですか”とご提案いただいたんです。しかもナカジマコーボレーションさんに許可を取って、ヘッダー付きの袋入り仕様や名前入りのタスキなど同じ仕様で出しましょうと。
まさか幼稚園時代に遊んでいたタイガーマスクが、56年のときを経て僕と夢のタッグマッチを組めるなんて! いやあ、素敵! あれから56年経った今、馬場さん(ウルトラセブン)はようやく引退できます。これからタイガーと夢のタッグを組むのはイジリーマスクです!(笑)」
イジリーマスクのマスクは、イジリーさんの出演作『ギルガメッシュないと』(テレビ東京にて1991年10月5日から1998年3月28日まで放送)のタイトルにちなんで、古代メソポタミアの英雄ギルガメッシュ王を刻んだレリーフをモチーフにデザインされた。左手に抱えていたライオンはマントの絵柄に使用されている。

「細かいところですけど、マントに書かれた『イジリー・マスク』という文字の『・』はオリジナルが『タイガー・マスク』となっているので合わせていただきました。シューズの色もこだわったところです。僕はプロレスが大好きで、三沢光晴さんのモノマネもよくさせていただいていたので、三沢さんが現役時代に履いていたシューズのカラーリングにしてくださいとお願いしたんです。このシャンパンゴールドの色を出すのがすごく難しかったらしいです。白い紐のところも塗り分けていただきました。
マスクを外せば、ベロを出した私の顔が現れます(笑)。ベロの色は健康的なピンク色にしていただきました。この顔にタイガーのマスクを被せると、三沢タイガー『なりきり遊び』もできます。……ちょっとベロがつっかえて被せにくいですけど(笑)」

©︎ 梶原一騎・辻なおき/講談社
「いつか自分のソフビを作りたい」という夢を長年持ちながらも、絶対無理だと思っていたイジリーさん。
「近年ソフビがブームになると、デザイナーさんだったりそれまでソフビと関係ないお仕事をされていた方が、どんどんこの世界に入ってこられたんです。僕はデザインもできないし手が器用なわけじゃないから、みんなが作ってるのを見て羨ましいなとずっと思っていました。なので、本当に自分のソフビが発売されることが夢のようで。
ここにあっても一点限りなんじゃないかって。昔のおもちゃ屋さんみたいに店頭にたくさん並べて売られていたら信じるかもしれません。今回はメディコム・トイさんのイベントと受注での販売ですけど、お客さんに手渡しで販売したかったです。希望者には昭和っぽく足の裏にサインペンで僕のサインを入れてあげたり(笑)。パッケージも当時のタイガーマスクをイメージしたヘッダーで、ここまでこだわっていただけて本当に嬉しいです」

©︎ 梶原一騎・辻なおき/講談社
ギルガメ世代の親御さんが購入してくださることを期待しています
今回、メディコム・トイからもうひとつ、「おしゃべりイジリーくん」という商品も発売される。ベースとなった「おしゃべりどうぶつボール」は株式会社サンスマイルが開発・特許取得済のトーキングホイッスルシステムを搭載し、押すと音が鳴って舌を出す幼児玩具。全世界で販売数200万個を突破する大ヒット商品だ。

「赤司さんはこのおもちゃが大好きで、“これに髪の毛とメガネを付けたらイジリーさんじゃないですか”と思われたそうなんです(笑)。僕は昔からベロを出すおもちゃを提案していたんです。“背中の紐を引っ張って離すと動く仕組みで作れないですか”って。おもちゃを設計している方と出会ったときに、プライベートで設計図を作ってもらったこともあります。
なので、これもまた夢が叶いました。すごくかわいいです。これはぜひお子さんに遊んでいただきたい。ギルガメ世代の親御さんが購入してくださることを期待しています」
イジリーさんが「高速ベロ」を披露するようになったのは、今から35年前に放送された『ギルガメッシュないと』でのこと。つまり「おしゃべりイジリーくん」は「高速ベロ誕生35周年記念トイ」でもあるわけです。
「以前、テレビ東京の『じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~』という番組で、1回目の高速ベロの映像を見せてもらったんですけど、自分のベロの動きを見て、こんな遅かったかと思いました。当時27歳。やっぱりベロは筋肉なので鍛えれば鍛えるほど動きが速くなりますから。お医者さんにうかがうと、ベロを動かすことはアンチエイジングにもいいみたいですよ!」

今後の展望をうかがうと、「イジリーマスクと戦う悪役レスラーは絶対ほしいところですね!」と目を輝かせてくれせました。
「イジリーマスクと戦う悪役レスラーは絶対ほしいところですね。タイガーマスクの悪役レスラー『ミスターNO』が好きなんです。僕の本名が岡田昇(Noboru Okada)なので(笑)。今後イジリーマスクを狙う悪の組織『ベロの穴』からの刺客がどんどん来るわけですよ。そうなると“虎だ、お前は虎になるのだ”が“ベロだ、お前はベロになるのだ”になっちゃいますけど大丈夫ですか?(笑)」
1964年生まれのイジリーさんは幼少期から少年期にかけて数多くの良質なエンターテイメントに育まれてきたことに心から感謝していた。
「この年に生まれた子たちはみんな幸せです。幼稚園で『タイガーマスク』、小学校で『仮面ライダー』が始まり、小学一年生・二年生で一号・二号、三年生でV3、四年生でX・アマゾン、五年生でストロンガー。中三の時に『3年B組金八先生』が放送されて、海援隊の主題歌『贈る言葉』が大ヒットというドンピシャの世代。つくづく、両親はいい時に私を作ったなと思います(笑)」
最後に、これから「イジリーマスク」「おしゃべりイジリーくん」を手にされる方に向けてメッセージをいただきました。
「ボロボロになるまで遊んでもらえたら本望です。昔はよく公園の砂場に置き忘れてる子、いましたよね(笑)。夢中になってほしいです」
今回のソフビ製作の模様はYouTube「イジリーチャンネル」でも特集されているので、そちらもあわせて楽しもう。


イジリーマスク
企画協力|ナカジマコーポレーション
原型製作・イラスト|HaRu
サイズ|全高約230mm
発売日|2026年7月25日(土)~7月30日(木)、表参道ヒルズ 本館地下3階「スペース オー」で開催される『MEDICOM TOY 30th ANNIVERSARY EXHIBITION』会場にて先行販売。イベント終了後、メディコム・トイオフィシャルストアにて受注販売予定
価格|1万9800円(税込)
※監修中のサンプルを撮影しております。発売商品とは一部異なる場合がございます。
©︎ HORIPRO INC.

おしゃべりイジリーくん
PATENTED SUNSMILE TOYS
サイズ|全高約100mm
発売日|2026年7月25日(土)〜7月30日(木)、表参道ヒルズ 本館地下3階「スペース オー」で開催される『MEDICOM TOY 30th ANNIVERSARY EXHIBITION』会場にて発売
価格|6600円(税込)
※監修中のサンプルを撮影しております。発売商品とは一部異なる場合がございます。
©︎ HORIPRO INC.
問い合わせ先
メディコム・トイ ユーザーサポート
Tel.03-3460-7555