レクサス、全グレード電動化した新型NXを世界初公開
CAR / NEWS
2026年9月2日

レクサス、全グレード電動化した新型NXを世界初公開

 

Lexus NX|レクサス NX

 
レクサスはビッグマイナーチェンジを施した新型「NX」を世界初公開した。販売は2026年末以降、世界各地で順次発売を予定しているという。
 

Text by YANAKA Tomomi

ボディやエンジンなどで剛性を向上させ、体幹を強化

 
2014年にレクサス初のコンパクトクロスオーバーSUVとして誕生し、2021年に2代目へとフルモデルチェンジしたNX。今回ハイブリッドシステムを一新するなどのビッグマイナーチェンジが施された。
 
特筆すべきは、展開される4グレードすべてが電動化され、ハイブリッドモデル(HEV)もしくはプラグインハイブリッド(PHEV)のみで構成されること。
 
ハイブリッドシステムではトランスアクスル、モーター、PCU(Power Control Unit)を一体化し、小型・軽量・低重心化を実現したe-Axleを採用。駆動系の効率改善に加え、インバーターのパワー素子に電気損失が少ないSiC(シリコンカーバイト)を取り入れることでより高効率化し、燃費向上にも貢献するという。
 
PHEVのNX450h+は電池出力が8%、電池容量が30%向上した新開発のバッテリーを搭載。EV航続距離もWLTCモードで140㎞と大幅に向上させたほか、DC急速充電にも対応できるように。
 
また、バッテリーのセルの配置方向を従来の前後方向から横方向に変更することで、ボディ全体の横方向の剛性を向上させ、バッテリー搭載位置が下がることによる低重心化も両立するなど、操縦性や走行安定性にも大きく寄与した。
 
ボディ剛性では、このほかにもフロントとリアエンドの強化に加え、新たにフロアクロスを追加し、トンネルの稜線部に補強を施すことでフロア剛性を約 25%アップ。乗り心地向上やロードノイズの低減にもつながったという。
 
このほかにもエンジンブロックの形状を変更して剛性を向上させるとともに、補強材を使ったトランスアクスルとエンジンの締結剛性をよくすることで、エンジンの爆発変動の周波数との共振をずらし、不快な音と振動を低減させている。
 
エクステリアは継承されてきたデザインテーマである「VITAL TECH」をさらに熟成、進化させ、躍動感がありモダンなデザインへとアップデート。
 
特にヘッドランプは、ターンシグナルランプとデイタイムランニングライトを統合し、精悍な表情を生み出した。リアではレクサス初の「ダブルLシグネチャー」が採用され、ワイド&ローな印象を強化。よりスポーティなスタイルを求める人には「F SPORT」も設定される。
 
インテリアは、シンプルかつクリーンな空間を創出。視線移動が少なくなるよう12.3 インチ液晶メーターと14インチパネルを水平に配置し、開放感と落ち着きを兼ね備えたドライブ空間となった。
 
さらにイルミネーションや音楽、空調、シート温度、フレグランスを3つのモードで連携させ、乗る人を高揚させたりリラックスさせる「Sensory Concierge(センサリーコンシェルジュ)」も搭載。レクサスならではの世界観が反映されている。
 
ステアリングホイールは10㎜小径化して360㎜となり、パワーステアリング制御も徹底的にチューニングすることで、軽快かつリニアなハンドリングへと進化させた。
 
電動化モデルとなり、新たな歩みをスタートさせたNX。日本での発売時期や価格などの詳細を待ちたい。
 
Lexus NX|レクサス NX
ボディサイズ|全長4,690×全幅1,865×全高1,660㎜
ホイールベース|2,690㎜
エンジン|<450h+><350h>2.5リッター直列4気筒 <300h>2.0リッター直列4気筒
システム出力|<450h+>215-240kW <350h>140-180kW <300h>145kW
       ※地域や仕様によって異なり、暫定値
タイヤサイズ|235/60R18 235/50R20
 
問い合わせ先

レクサスインフォメーションデスク

Tel.0800-500-5577(9:00-17:00)
https://lexus.jp/

 [レクサス NX]をより深く知るために

 
Q. NXという車名やモデルの成り立ちについて教えてください。
NXは2014年にレクサス初のコンパクトクロスオーバーSUVとして誕生した。車名は「Nimble Crossover(ニンブル・クロスオーバー)」に由来し、「素早い、爽快な」という意味の「Nimble」の「N」と、クーペ的なスタイルを持つ「クロスオーバーSUV」を意味する「X」を組み合わせたものだ。都会を機敏に駆け抜ける高い走行性能とスタイリッシュなデザインで世界中の顧客から支持を集め、2026年7月末時点で90以上の国と地域において累計約190万台を販売し、レクサスのグローバルコアモデルへと成長している。
 
Q. 新型モデルが掲げる開発テーマ「DISCOVER YOUR EDGE」とは何ですか?
LEXUSはJapan Mobility Show 2025で「"DISCOVER"-誰の真似もしない-」というブランドメッセージを掲げ、顧客一人ひとりに唯一無二の体験価値を提供するブランドへの変革を宣言した。新型NXの企画にあたってはこれを受けて「DISCOVER YOUR EDGE」というテーマを掲げ、顧客の日常に新たな刺激をもたらし、可能性をさらに拡げていく存在となることを目指して開発を進めたという。スポーティとユーティリティの両立という歴代NXの価値を大切にしながら、電動化時代にふさわしい変革を遂げるべく、ハイブリッドシステムを一新し内外装デザインも刷新した。
 
Q. Sensory Conciergeでは、香りや演出をどのように楽しめますか?
Sensory Conciergeは、イルミネーション、音楽、空調、シート温度、フレグランスを連携させ、乗員の気持ちに寄り添う車内空間を演出する機能で、INSPIRE(インスパイア)、RADIANCE(ラディエンス)、REVITALIZE(リバイタライズ)の3つのモードが用意されている。また、フレグランスにはLEXUSのデザイン思想「Time」を象徴する天光、恵風、青陽、半夜、晨明の5種類が設定され、グローブボックス内の発生器には3種類を同時搭載可能。専用画面から好みの香りを選べるほか、Sensory Conciergeのモードとは別に、各フレグランスに連動したオリジナルの動画や音楽、イルミネーションと一緒に楽しむこともできる。
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