ベントレー、テクノロジーとクラフツマンシップを注ぎ込んだ初のBEVトルカルを世界初披露
CAR / NEWS
2026年9月28日

ベントレー、テクノロジーとクラフツマンシップを注ぎ込んだ初のBEVトルカルを世界初披露

 

Bentley Torcal|ベントレー トルカル

 
ベントレーは、ブランド初となる完全電気自動車(BEV)「トルカル」をロンドンで世界初披露した。
 

Text by YANAKA Tomomi

最大トルクはベントレー史上最高の1,350Nmを発生

 
ベントレー初のBEV「トルカル」の全貌がついに明らかになった。
 
クーペの「コンチネンタルGT」、セダン「フライングスパー」、SUV「ベンテイガ」に続きベントレー第4のモデルとして登場したBEV「トルカル」。
 
BEVであっても一目でベントレーとわかるエクステリアを体現。ベントレーのデザイン指針である「アップライト・エレガンス(堂々とした品格)」と、「エンドレス・ボンネット(どこまでも伸びやかに続くボンネット)」の原則が相まって、ベントレーならではの存在感が生み出された。
 
フロントフェイスには「コンチネンタルT」をはじめとするベントレーの象徴的な名車の面影を投影。新たなライティング技術や特徴的なイルミネーテッド・ダイヤモンドグリルによって再解釈された。
 
リアは、2025年に発表されたコンセプトカー「EXP 15」で初めて導入されたデザイン原則「プレスティージアス・シールド(威厳ある盾)」にのっとったスタイルで表現されている。
 
ボディ形状は、キャビン後方を絞り込むことでリアホイールまわりに躍動感を与え、デザインチームが「レスティング・ビースト(佇む野獣)」と呼ぶスタイルに。
 
デザイン哲学はインテリアにも息づいており、繊細なローレット加工を施したダイヤルや、新たな解釈を加えたブルズアイ(丸型)エアベントは、ベントレーの伝統を象徴するものとなった。
 
シートも新設計。標準シートには16ウェイ調整機能やシートヒーター、新開発のリラクゼーション機能などを備え、オプションとしても「ポスチュラル・アジ
ャスト(姿勢自動調整)」やヒーターとベンチレーションを自動制御してキャビン内の乗客の体温を最適な設定温度に保ち長距離移動時の快適性を高める「スマート・シート・クライメート」システムを用意した。
 
足元には5種類のホイールデザインをラインアップ。ベーシックな「コア」モデルには21インチ、よりスポーティな走りとエクステリアの「S」モデルには10スポークデザインの22インチホイールが標準装備となる。
 
駆動は、モーターを前後に搭載。「コア」モデルでは最高出力821psm最大トルク1,194Nmに対し、「S」モデルでは最高出力888ps、最大トルクはベントレー史上最高となる1,350Nmを発生し、0-100㎞/h加速は2.9秒をたたき出した。
 
走りは常に意のままに操れるリニアで洗練されたフィーリングを保つようにしたといい、これ以上の過激な加速はラグジュアリーな快適性を損なうという知見のもと、開発チームは絶妙なパフォーマンスレベルを追求したという。
 
バッテリー容量は113kWh。航続距離は最大600kmに達し、16万kmもしくは10年間の保証が付帯された。
 
サスペンションはベントレーとして初のフルアクティブ・サスペンションを採用。2バルブ式アダプティブダンパーと組み合わせ4種類の「ベントレーモード」「コンフォートモード」「スポーツモード」「リフレッシュモード」に合わせてセッティングを変化させる。
 
さらに、電子制御式オールホイールステアリングを標準装備。最大5度のリアステアリング角により最小回転直径を11.1mまで縮小し、俊敏性が高められた。
 
これらのモードによって走りはもちろんのこと、走りに応じて人の手によって新たに作り出されたというエンジンサウンドや、室内の照明なども変化。
 
特に「スポーツモード」ではサウンドトラックがより没入感のあるものとなり、視覚的な情報表示もよりフォーカスされたものになるほか、照明や操作時のレスポンスによって表現される車内の雰囲気もより明確な意図を持ったものへと変化する。むろん、BEVならではの静かな走りを楽しむことも可能だ。
 
このほかにもユーザーエクスペリエンスを高めるため、人間工学と操作性にも重点が置かれ、ベントレー独自の曲面OLEDスクリーンも搭載。顔認証によりドライバーを簡単に識別し、シートやステアリングホイールの位置など登録されたユーザー設定を素早くシームレスに読むことも可能だという。
 
ベントレーならではのクラフトマンシップと最新のテクノロジーが注ぎ込まれたトルカル。日本への導入時期など続報を待ちたい。
 
問い合わせ先

ベントレーコール

 Tel.0120-97-7797

ベントレー トルカルをより深く知るために

 
Q. トルカルの室内空間や充電性能は、日常使いでどれほど実用的ですか?
全長5mのトルカルは、モデルラインアップの中で最もコンパクトな4ドアモデルで、460Lのラゲッジスペースに加え、90Lのフロントストレージを備えています。欧州などでは既に導入されている400kWの充電設備を使用した場合、わずか7分で約161km分の航続距離を追加することも可能です。また、リアの3人乗りシートには、ベントレー初となる電動格納システムが導入されました。
 
Q. トルカルのサウンドには、どのようなこだわりがありますか?
トルカルの開発チームは、ベントレーV8のリズムこそがその魅力の中心にあることを見いだし、ドラムなどの楽器を用いて「ベントレー・ダイナミック・シンフォニー」を制作しました。重厚で力強い低音域のサウンドは、ドライバーのトルク要求量や車速に応じて精密に調整されます。その他の操作音にも独自のこだわりが込められており、タッチスクリーンやデジタルアシスタントにはクリスタルグラスの音が用いられています。オーディオシステムは620W・16スピーカーの構成が標準で、Naimとの共同開発によるDolby Atmos 7.1搭載のオーディオパッケージも選択できます。
 
Q. インテリアには、どのような新しい素材が使われていますか?
ベントレーのカラー・マテリアルズ・アンド・フィニッシュチームは、フォックス・ブラザーズとの協業により、100%メリノウールをインテリアに用いています。トルカルのために新たに開発された「オムブレ・ウォルナット・バイ・マリナー」は、端材とクラフト(再生)ペーパーを最大1,000層にわたって一枚一枚厳選し、丁寧に圧着して作られています。さらに、エンジンターンド加工のアルミニウム製ダッシュボードを再解釈した「サンバースト・アルミニウム・バイ・マリナー」も新たに登場し、触れることで質感を感じられる精密な3方向のブラッシュパターンが施されています。
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