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日本車のアニメ化を横目にかんがえる、スモールカーの行方――自動車ジャーナリスト 下野康史の５選-photo

「フォルクスワーゲン スペース・アップ！」。直前の独フランクフルトショーでデビューした「アップ！」につぐコンパクトファミリーカーのコンセプト。今回がワールドプレミア（世界初公開）だ。
全長3680×全幅1630×全高1540mm。名前のとおり広い車内スペースが自慢。観音開きのドアをあけると４つのシートとすっきりとしたインテリア。
パワーユニットは３種類、ガソリン、ディーゼル、そしてエレクトリックが用意され、リアに搭載される。カーゴ容積は220～1005リッター。
いわずとしれた超コンパクト「スマート」が２代目となって日本上陸。７年前にデビューした初代より大型化。180mm長くなり、45mm幅広くなったが、３m以下のちいさな２人乗りであることは変わらない。
初代がデビューしたときは軽自動車より小排気量の598cc直３ターボだったが、今回は999ccまで拡大しNA化。三菱自動車と共同開発したパワーユニットは、71psのパワーで810kgのボディを引っ張る。
市販化が見込まれている「トヨタiQコンセプト」。全長2.98mのボディに４人が乗れる、ということを武器に２人乗りスマートに挑む。
iQコンセプトのインテリア。市販モデルがどこまで内外デザインを維持できるか？
「ホンダPUYO」。文字どおりプヨプヨの柔らか素材でつくられた異色の１台。これでも、次世代のクルマとして市販、普及が待たれる燃料電池車である。
鉄の塊、というクルマの固定概念に一石を投じるプヨプヨ素材。ちなみにこのボディは光るらしい。
今回の５台では特例の４m超、「BMW135iクーペ」。ワールドプレミア「M3セダン」をおいてこのモデルを選ぶところが下野さんらしい（!?）。
プレミアム・ハッチ「1シリーズ」のクーペバージョン。306hpの3リッターツインターボ付き直６というハイパワーユニットを搭載した、意外と過激なモデルだ。
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