『サルトリアリスト』のブロガー、スコット・シューマン氏が来日
人気ブログ『サルトリアリスト』の写真家 スコット・シューマンが来日
東京ファッションを切り取るようすをドキュメンタリー映像として配信!
1日35万件ものアクセスを誇るファッションブログ『サルトリアリスト』を手がけ、ファッションフォトグラファーとしても活躍する写真家のスコット・シューマン氏。今年8月に来日し、彼が東京のスタイルコンシャスなひとたちを写真に収めるようすを撮影したドキュメンタリー『サルトリアリスト in TOKYO』がウェブで公開された。さらに、哲学や東京の印象についてスコット氏からOPENERSに寄せられたコメントも紹介する。
文=谷中朋未
OPENERSにコメントも
2005年から、世界各地の街角で見かけた着こなしのステキな人びとを撮影し、ブログ『サルトリアリスト』で紹介しているスコット氏。2010年にはタイム誌が選ぶベストブログ賞を受賞、2011年にも写真誌LIFEのウェブサイトが選ぶフォトブログアワードを受賞するなど、“世界のデザインに影響を与える主要人物”(タイム誌)と評されている。
今回、プリンターなどを手がけるブラザーが新型プリンター「MyMio」の発売を記念し、スコット氏を招聘。8月23日、24日の2日間にわたり、東京の原宿や青山、表参道などのスポットを巡り、その地で見かけた着こなし上手な人びとのスナップショットを彼が捉えるようすをドキュメンタリーにまとめた。
ドキュメンタリーでは、スコット氏がモデルとなるひとのパーソナルな部分をも切り取ろうとする姿や、友人でメンズファッションディレクターの赤峰幸生氏とともに東京・人形町を訪れ、職人の技に触れるようすなども収められている。
スコット氏はOPENERSに対し、東京のファッションの印象について、「とてもインタレスティング! バラエティに富んでいるよね。東京独自のスタイルがあり、とてもクリエイティブ。そして、ファッションへのあくなき探究心や好奇心に溢れている。トラディショナル、コンテンポラリー、テイラードスタイル、フレッピースタイル、それぞれがミックスされていたりと本当に多種多様で、スタイルにバラエティがあるのがほかの国とちがうところだと思うよ」とコメント。
一貫性があることが大切
さらに、彼の考える「スタイルのあるひと」については、「着こなしのなかに一貫性があるのが大切。いつもおなじに見えるのではなく、着ているものがそのひとのスタイルを反映しているのが大切なんだ。エレメントがちがっても一貫性を保てるかどうかは、そのひとの内面にもかかっている」と話す。実際に、ドキュメンタリーのなかにおいても「ひとがどんな服を選び、どう自己表現しているかなんだ」と語っている。
また、東日本大震災を受け、復興に向けて歩んでいる日本、日本のファッションを愛する人びとへは「決してあきらめずがんばってほしい! そして、日本らしいファッションの進化を続けてほしい」とエールを送った。
ドキュメンタリー映像は、http://www.brother.co.jp/jp/mymio/special/scottschuman/で現在5作品が公開されており、11月2日(水)には新作が発表される予定。スコット氏の撮影風景、東京の旅を見ることで、彼の世界観に触れることができるドキュメンタリーとなっている。
THE SARTORIALIST
www.thesartorialist.com/
ドキュメンタリー映像公開中
www.brother.co.jp/jp/mymio/special/scottschuman/