DIESEL BLACK GOLD 2018SS “REALITY BITES”|DIESEL BLACK GOLD
DIESEL BLACK GOLD|ディーゼル ブラック ゴールド
DIESEL BLACK GOLD 2018SS
“REALITY BITES”
2018年春夏シーズンのDIESEL BLACK GOLD(ディーゼル ブラック ゴールド)は、メンズの誇張されたビッグシルエットと、ウィメンズのロング&リーンのスマートなスタイルが際立つコレクション。ストリートスタイルにアスレチックの要素をミックスした都会的で新しい“テクノ・グランジ”のアティチュードを表現した。今回も祐真朋樹によるスタイリングをヒントに、春夏のワードローブの参考にしてみてほしい。
Direction by SUKEZANE TomokiPhotographs by HATA Junji (Cyaan)Hair by hiro TSUKUI (Perle Management)Make-up by SUZUKI Miki (Perle Management)Models Ricky (BRAVO models), Gertruda (West Management)Edit by ANDO Sara (OPENERS)
90'sユースカルチャーをリミックスしたレイヤードスタイル
ミラノで行なわれたショーでは、メンズとウィメンズが合同で発表された。スタートを飾ったのは、ボーダーのカットソーにレイヤードしたチェック柄ロングドレスのルック。空気をはらんで素材が揺れ動き、スポーティで軽快な印象だ。その後も、マルチボーダーや小花柄といったニュアンスの異なる配色のアイテムのレイヤードをメインに、透明感のあるアクアカラーのフレッシュなルックが続く。
メンズコレクションの核となるスタイルは、ハイテク素材を使ってハードな黒で仕上げられた“テクノ・グランジ”。オーバーサイズのトップスやチェック柄のロングシャツなどを合わせたメリハリの効いたシルエットが並んだ。ブランドのお家芸ともいえるレザーアイテムをバランスよく組み合わせて、ウィメンズと同様にレイヤードテクニックが光る。
“テクノ・グランジ”という新しいスタイルを提案した2018年春夏のディーゼル ブラック ゴールド。クリエイティブディレクターのアンドレアス・メルボスタッドは、90年代初期に生まれたムーブメントに想いを馳せ、異なるユースカルチャーをリミックスし、モダンな解釈で再構築した。ブルーをキーカラーに、アスレチックなディテールやスポーティな素材を取り入れて、都会的なストリートスタイルの完成だ。
「コレクションでは、ディーゼル ブラック ゴールドが得意とするレザーアイテムを中心に、軽やかなレイヤードスタイルを取り入れたルックが多く登場していました。ハーフパンツにはレザーのスキニーパンツ、半袖のワークジャケットにはナイロンパーカを重ねるなど、レイヤードスタイルも春夏らしく軽快に。ウィメンズも、ロング&リーンなシルエットを基調に、シアー感のある流れるような素材同士のレイヤードが効いていました。
また、“テクノ・グランジ”がテーマということで、今回は1990年代の若者たちの葛藤と恋愛を描いた青春映画『リアリティ・バイツ』をイメージしたファッションストーリーを作ってみました。80年代後半から90年代前半にアメリカ・シアトルを中心に流行した音楽ムーブメントから派生したグランジファッション。袖をラフにまくり上げたり、トップスをレイヤードしたり、この春夏はグランジな着こなしを楽しんでみてください」