FASHION /
WOMEN
2015年2月13日
Sergio Rossi|新宿高島屋にニューコンセプトストアがリニューアルオープン
Sergio Rossi|セルジオ・ロッシ
異なるふたつのプライベートなエリアに、フェティシズムと魅惑を象徴する靴
新宿髙島屋にニューコンセプトストア リニューアルオープン
セルジオ・ロッシのクリエイティブ・ディレクター、フランチェスコ・ルッソのディレクションにより、ロンドンのデザイン会社Studiolise がデザインを手がけた特別な空間――10月20日に新宿髙島屋3階に「セルジオ・ロッシ」のニューコンセプトストアがリニューアルオープンした。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
セルジオ・ロッシのもつ本質的価値をベースにした空間デザイン
新宿髙島屋の3階の一角に出現した「フロントステージ」と「バックステージ」のまったく異なるふたつのプライベートなエリア。フェティシズムと魅惑を象徴するセルジオ・ロッシのシューズが対照的なスペースにディスプレイされている。
スポットライトの当たる「フロントステージ」には、大きな丸い線状の真鍮の什器とガラス彫刻の什器を中心に、何層にも重なったさまざまな大きさの、光り輝くほどに磨き上げられた真鍮のキューブや、ベルベットの深紅の長椅子を配置。
モノトーンのヘリンボーン柄のイタリアンマーブルの床は、ヒールの足音が心地よく響いて、真鍮製の天井から高低差をつけて吊るされた照明が投げる灯りは、くつろげる空間にいながら、まるでステージに立っているような、華やかなドレッシングルームを演出する。
一方、「バックステージ」は、ダークで秘めやかな、よりプライベートな空間で、男性と女性の魅惑的な時間を連想させる。天井から床までの深いブルーのカーテンに包まれたスペースには、官能的なブルーベルベットのソファが配され、その下に敷かれたゼブラ皮のラグとブループラッシュのカーペットは、素足に心地良い。
フランコ・アルビーニにインスパイアされた飾り棚は、ベリーニによるデザインのキャブチェアや小卓で、力強い雰囲気を醸し出すメンズエリアへと自然に誘う。