徹底したハンドメイドによる逸品

2009年のコレクションのスタートから7年目を迎え、日本では『阪急メンズ東京』や『伊勢丹新宿店メンズ館』で展開するメゾン タクヤ。アジア発信のラグジュアリーブランドとして、カラーオーダー受注会などを通じて着々とファン層を広げている。

メゾン タクヤは、フランソワ・ルッソ氏の「一分の妥協も許さない、完璧な皮革製品をつくりたい」という思いと信念から、タイ・チェンマイに自社工場を設立。100名に及ぶ職人集団を有して、100パーセント自社生産体制のもと、パーソナルなカラーオーダーアイテムをふくめて品質本位のものづくりを貫いている。

つねに追求するモダニティの表現

2015年秋の新作コレクションで注目を集めたのは、メゾン タクヤの代表作のひとつでもあるiPhoneケースに採用されたオリジナルの新素材「スプラッシュアリゲーター」。天然のワニ革で完全防水という画期的な素材は、ナノテクノロジーを用いた染色加工によって実現した。

スプラッシュアリゲーターはセミマット仕上げで、表革・裏革のどちらも完全に水分をはじき、日焼けや摩擦にも耐性を発揮する。経年変化も発生せず、濡れたり、汚した場合はから拭きすればOK。iPhoneケース内側はカーボンファイバーを使用し、強度にも耐性にも優れている。このiPhoneケースは11月末に登場予定で、レッド、スモークグレー、ブラック、ブラウンの4色を展開する。

フランソワ・ルッソ氏は、「現在はiPhoneケースでの展開だが、今後はバッグやスモールアクセサリーなどにも使いたい」と意欲をみせる。

進化する新作コレクションにも注目

最新コレクションでは、ブランドの本格的なレディスライン「Neo Ladies（ネオ・レディス）」が登場。また、ブランドのアイコン的な一枚革仕立てのバッグ、Uni-Brief、Uni-BodyTが進化した新作「Neo-Tote（ネオトート）」や、“Wonderlus～「旅行熱」”とネーミングされた新シリーズのバッグも注目だ。

ビジネスラインを進化させた「EBシリーズ（Evolutionary Business Line）」や、アリゲーターとシール（あざらし）という2つのエキゾチックレザーを太いストラップでアイテムの中央に配したシリーズ「エキゾチックストライプ」など、高級ラインも充実する。

9月12日には、メゾン タクヤのフルコレクションを展開するセレクトショップ『Authentic Gallery by fare』（東京都港区南青山6-1-24 青南ビル1階）がオープン。広々とした空間でメゾン タクヤの最新作から定番までじっくりと選ぶことができる。

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