CAZAL|カザール|カザールのサングラス881はレトロフューチャー感が新鮮(前編)
FASHION / NEWS
2015年4月13日

CAZAL|カザール|カザールのサングラス881はレトロフューチャー感が新鮮(前編)

CAZAL|カザール

そして、881は生まれた

CAZAL Vintage Sunglasses Collection 2008(前編)

世界中のセレブリティが愛用するカザールの新作サングラスは、アーカイブから名作をいくつか選び出し、それぞれから秀逸なデザインを“いいとこ取り”した、新たなマスターピースに仕上がった。

Photo by Jamandfix

よみがえる名作たち

ブランドとしてのカザールについては、いまさら説明を繰り返す必要もないだろう。ヒップホップシーンでの“カルト”的な人気に端を発し、今なお衰えることのない世界中のセレブリティからの信奉のあつさのためか、豪奢なデザインにのみ話題が終始しがちだが、“人間工学”的な観点というものも、デザイナーのカリ・ツァローニ率いるデザインチームが大切にしていることのひとつである。彼らは掛け心地のよさには審美的価値以上の意味がある、と言い切る。実用をデザインのレベルへと昇華させる“メイド・イン・ジャーマニー”らしさは、こんなところにも垣間見える。

セレブリティたちがこれ見よがしに掛けているのは、“名作”と謳われるヴィンテージであることも多い。それらコレクターズアイテムは3桁のナンバーでカテゴライズされており、RUN DMCの607やパメラ・アンダーソンの951、というようにして話題にのぼる。彼らが惹きつけられるだけあって、こうしたカザール・ヴィンテージは今なお古びない斬新な意匠に満ちている。そしてそれらの復活を望む声はやむことがない。

そこでカザールでは過去の名作に再びスポットを当てる試みをスタートさせた。それらには単純に“復刻”されるだけのものもあれば、いくつかのモデルからディテールを“いいとこ取り”して再構成されるケースもある。今回紹介するプロジェクトは後者にあたる、フロントとテンプルをそれぞれ別のモデルから発展させた881。元になったヴィンテージモデルをアーカイブに辿ってみれば、あらためてそのディテールの“新しさ”を再発見することとなった。

CAZAL 901


フロントのデザインが採用された901 TARGAは一見するとオーソドックスなティアドロップだが、T字のメタルバーや一体化したノーズパッドが個性を主張している。


CAZAL 904


904からはテンプルのデザインモティーフが採用された。
この二重になったテンプルとブランドロゴのモティーフはさらに946でも繰り返されることになる。


CAZAL 946


946ではテンプルの二重になったラインとブランドロゴとの“結びつき”が、機能面でも重要な意味を持たされている。
それはさらに881へと進化していく。


           
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