Ground Yが幕末明治の絵師 河鍋暁斎とコラボレーション|Ground Y
FASHION / NEWS
2020年1月24日

Ground Yが幕末明治の絵師 河鍋暁斎とコラボレーション|Ground Y

Ground Y|グラウンド ワイ

“反骨”というキーワードのもとに融合したコレクション

Ground Y(グラウンド ワイ)が、幕末明治の絵師 河鍋暁斎(かわなべきょうさい)とその娘である河鍋暁翠(かわなべきょうすい)とコラボレーション。作品を大胆にプリントしたウェアが出来上がった。優雅で幅広いアイテム展開も魅力のコレクションだ。

Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)

河鍋暁斎・河鍋暁翠の作品計14点をそれぞれプリント

幕末から明治にかけて活躍し、幅広い画業で知られる絵師河鍋暁斎(かわなべ きょうさい)。その手に描けぬものなし、と言われ、反骨の精神で戯画が風刺画などさまざまな作品を世に残している。
河鍋暁翠もまた日本画家として活躍した。
そして1981年よりパリコレクションの第一線で“黒”というタブーに真っ向から向き合った表現で、モードへのアンチテーゼを唱えるヨウジヤマモトの物作りのDNAを受け継ぐブランドが「Ground Y」(グラウンド ワイ)だ。
この度、河鍋両氏とGround Yの“反骨”の精神が共鳴し、コラボレーションコレクションが登場した。
本コレクションのシルエットは、着物や身体を覆い隠す和装の美学からインスピレーションを得ており、マントや羽織、パンツには河鍋両氏の作品が大胆にプリントできるよう仕上げられている。
リバーシブル仕様のギミックに加えて、メゾンのクリエーションのDNAを最大限に表現できるよう、身体と服の間さえも計算されている。ゆったりしたスタイルがもたらす優雅さが魅力だ。
生地は画の再現性を高めるために、ヴィンテージデシンを使用。発色と風合いが際立たせる工夫が感じられる。
使用された画は暁斎作13点、暁翠作1点の計14 点にも上り、2019年に没後130年を迎えた河鍋暁斎に対するリスペクトが感じられる盛大なコレクションに仕上げられた。
KYOSAI KAWANABE Collection 2020 Spring Collection
展開アイテム|ビッグマント・フードコート・ドレープガウン・ロングビッグシャツ・台襟シャツ・バルーンパンツ・フーディー・ビッグカットソー
価格|
マント 11万円/コート 9万6000/シャツ 5万円~7万円/ガウン 6万4000円/パンツ 6万2000~6万6000/フーディー 1万6000円/カットソー 1万円~2万8000(全て税別)
取扱店舗|
Ground Y GINZA SIX、Ground Y LAFORET HARAJUKU、Grond Y SHIBUYA PARCO、Ground Y THE SHOP YOHJI TAMAMOTO(https://theshopyohjiyamamoto.jp/shop/c/c20/ でリンク)
使用作品|
「惺々暁斎下絵帖」より文読む美人 / 「風神雷神図」(双福) / 「惺々暁斎下絵帖」より釈迦如来図 下絵 / 「惺々暁斎下絵帖」より日本武尊、能「小鍛冶」下絵 / 「鯉魚遊泳図」 / 「月に狼」 / 「骸骨の花火見立 下絵」 / 「三味線を弾く骸骨 下絵」 / 「骸骨のたわむれ[背面] 下絵」 / 「泰平開化繰雙録」 / 「暁斎デザイン鶏文兎型硯 下絵」 / 「⻄洋道中膝栗毛」第十三編 袋より・ 暁翠作 「暁翠美人十二ヵ月カレンダー」
問い合わせ先

ヨウジヤマモト プレスルーム
Tel.03-5463-1500

                                
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