I.ENOMOTO|約3000モデルのデザインを手がけてきたアイウエアデザイナーによる新ブランド
I.ENOMOTO|アイ.エノモト
眼鏡を知り尽くしたデザイナー・榎本郁也が提案する
上質かつミニマルなスタイリングと至極の掛け心地
アイウエアデザイナーとして約20年のキャリアを持ち、国内外のブランドにおいて、これまで約3000モデルのデザインを手がけてきた榎本郁也氏。日本の眼鏡業界を代表するデザイナーといえる氏が、満を持して自身のブランド「I.ENOMOTO」を立ち上げた。12月1日より発売となる。
Text by WAKABAYASHI Satsuki
武蔵野美術大学にて工業デザインを学び、福井県の眼鏡メーカーに勤務、イタリア・ミラノに拠点を移し、欧州市場向けの眼鏡、サングラスをデザイン。2012年にはデザインスタジオ「ONLYGOODFORMS」を東京に設立し、これまで数々のブランドにデザイン提供を行ってきた榎本郁也氏。
「I.ENOMOTO」のコンセプトは“MODE AND CRAFT”。「タイムレスでクオリティを備えたものに興味を惹かれます」と氏の言葉が昇華されたフレームは、あらゆるバイアスを排除したミニマルなデザインと滑らかなフィッティングが特徴だ。
大澤鼈甲、大阪眼鏡硝子といった老舗と協業したモデルも登場
フレームのデザインは、ウェリントンシェイプの「IE001」、ボストンシェイプ「IE002」、ダブルブリッジのスクエアアビエータシェイプ「IE003」の3つのシェイプが中心。どちらも質感の美しさと掛け心地の良さにまずは驚かされる。
さらには他社と協業したモデルにも注目。「IE001」をベースに本鼈甲パーツでカスタマイズした「IE001 BK DEEP LOW」は、東京・千駄木にある大澤鼈甲が製作を担当。天然素材の鼈甲とβチタンテンプルと組み合わせにより、極上の掛け心地を体験できる代物だ。その他にも、大阪眼鏡硝子のデッドストック基材を薄型にカットし強化処理を施したサングラスもラインアップ。ガラスとは思えないほど軽量で耐衝撃性も大幅にアップしている。
眼鏡を知り尽くした榎本氏だからこそ実現できた機能美。ぜひ手にとってその魅力に触れてほしい。販売は代々木上原のアパレルショップ「12XU」、アイウエア専門店「ブリンク外苑前」「ブリンク ベース」などで予定している。
I.ENOMOTO
価格|3万8,000円~
ONLYGOODFORMS
Tel.03-6312-9716