どれも懐かしくてあたらしい、スポーツテイストのワードローブ

新ブランド「ジャックマン」は、ヒットユニオンの前身である田邊莫大小（タナベメリヤス）製作所のたしかなモノづくり技術とその精神を受け継ぎ誕生した。

“Jack”とは“ホームラン・高く打ち上げる”の意味をもち、創業者が憧れていたアメリカンベースボールに由来しているという。ブランドのコンセプトは、アメリカンスポーツフリークのワードローブ。メイド イン ジャパン、メイド イン USAを中心としたこだわりのプロダクツは、熱狂的なアメリカンスポーツの愛好者が愛着をもってストックし、古いものにあたらしいものをくわえて完成させていく──そんなワードローブを目指している。

デビューシーズンとなる2011秋冬コレクションのテーマは“WELCOME BASEBALL MAN”。ブランドのルーツや日米親善野球試合にインスピレーションを得たアイテムは、サンフランシスコ・シールズのメンバーや当時の観客のライフスタイルウェアにインスパイアされたこだわりのラインナップだ。

1940～50年代の初期型アワードジャケットを再現したジャケットや、1950年代のベースボールのセレモニージャケットをベースにしたテーラード型は、メイド イン USAによる頑強な縫製と、ジャックマンオリジナルのポケット補強レザーパーツが特徴。

旧式の吊り編み機を使用したソフトな風合いのスウェットウェアや、アクリル・コットン・ウール・ポリエステルの4者混素材を使った新感覚のカットソー、ブランドのルーツを感じさせるオリジナリティ溢れるソックスなど、どれも懐かしくてあたらしい。

田邊メリヤス｜TANABE Meias
1949年3月 福井県武生市。田邊 貢が田邊莫大小製作所を創業。8畳一間に横編み機3台という、ささやかなビジネスのスタートだった。
同年、戦後初の日米親善野球試合が開催され、アメリカから3Aのサンフランシスコ・シールズが来日。試合を観戦した貢は、シールズ選手たちの足もとに目を奪われる。

1950年 田邊莫大小製作所は日本初の一体型足掛け野球用ストッキング製造をスタート。アイデアマンでもあった貢は、独自のデザインを完成させるためにミシンのカスタムやあらたな縫製技術を次つぎに開発していった。
1954年 ストッキングが福井県知事賞を、翌年には発明協会近畿地区特賞を受賞。また10年にわたり全国高校野球選手権大会（甲子園）に出場する全チーム、全選手にストッキングを寄贈し「田邊莫大小製作所の製品＝高品質」というイメージが定着していった。
1962年に高松宮殿下より全国発明賞を受賞してからはスポーツアパレル全般を開発し、1964年の東京オリンピックでは日本選手団のトレーニングウェアを提供するまでに成長することとなった。

Jackman Website
http://www.jackman-tm.jp/

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