阪急メンズ東京で探す、「ノーブルシック」なギフト
FASHION / MEN
2015年5月1日

阪急メンズ東京で探す、「ノーブルシック」なギフト

阪急メンズ東京の12月のマンスリーテーマは「ノーブルシック」な気分

“欲しい”クリスマスギフトが大充実

クラシックをベースに、着心地の良さと機能性の付加価値に注目が集まる今シーズンのメンズファッション。街が一段と華やかになるクリスマスシーズンを迎えて、今年は少々ゴージャスなイメージを取り入れたい気分。“贈るプレゼント”よりも先に、“欲しいプレゼント”のセレクトを……。阪急メンズ東京の太鼓判ギフトを一挙に公開する。

Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by JAMANDFIXPhotographs by SUZUKI Shinpei(interview)

“阪急限定”をまずチェック

今季のトレンドとして注目される“貴族”や“バロック芸術”などの古き良きテイストと、フレッシュなブランドやデザイナーによる“モダンで洗練された感性”が絶妙にマッチしたファッションアイテムが、阪急メンズ東京にぞくぞく登場。いわば“モダンバロック”に注目。とくにクリスマスギフトとしてお薦めなのが、「阪急限定」のスペシャルアイテムだ。

阪急メンズ東京|限定アイテム

ユニークな見た目が特徴で、大切なひととペアで使える「フェンディ」のトートバッグとロングウォレット。「BAG BUGS(バッグバグズ)=バッグの虫」と名づけられたイタズラ好きなキャラクターがグラフィカルにあしらわれたホリデーコレクションは、今シーズンのフェンディのホットアイテムで、12月上旬に発売が予定されている。

クリスマスギフトの“定番モノ”にも、阪急メンズ東京でしか買うことのできないアイテムが多数。「ニール・バレット」のグローブや、「ヴィクター&ロルフ」からは、2011年人気モデルを直営店のみで復刻した、サングラス限定100本が12月6日(金)に発売される。この限定モデルは、特別にカラー調合され、製造されたアセテートを使用。テンプルには特別鋳造されたシルバー925のブランドアイコンが埋め込まれ、文字もシルバー表記で統一。シリアルナンバーを証明するリミテッドカード付きだ。

そして、「アレキサンダー・マックイーン」の阪急限定は、スカルが鏡に反射して浮かび上がるような独特の存在感をアピールするiPadケース、iPhoneケース、ウォレットのシリーズ。毎日使うデジタルガジェットがより個性を放つクールなデザインである。

大人のための数々のギフト

ラグジュアリーブランドのお薦めギフトが一斉に揃った阪急メンズ東京で、トレンドの“バロック・伝統柄”をフォローするのは、上質なシルクウールを用いて作られた「エトロ」のアート オブ ペイズリーのショールや、「ドルチェ&ガッバーナ」らしいワイルドでクールな表情が冴える“豹柄クレスポ製”のiPadケースとウォレット。「ジミー チュウ」の羊革にスネークのプリントがほどこされたウォレットも新鮮だ。

また、2014年春夏メンズプレコレクションを先取りした「ジバンシィ バイ リカルド ティッシ」のカモフラージュプリントに、ジバンシィのアイコニックなスターモチーフを襟もとにほどこした3色の日本限定Tシャツも見逃せない。

阪急メンズ東京|ラグジュアリーアイテム|グッチ

阪急メンズ東京|ラグジュアリーアイテム|ボッテガ・ヴェネタ

メンズギフトの鉄板の財布(ウォレット)も多彩に登場。「イッセイ ミヤケ メン」のウォレットシリーズは衣料用として素材開発された“エマージェンシーシート”を使用したユニークな仕上がり。「ダンヒル」のボードン ブライトカラー コレクションからは、ヘビーグレインのイタリアンカウハイドレザーをカラフルに染め上げた3色がラインナップする。「ボッテガ・ヴェネタ」ならではイントレチャート(編み込み)のシックな雰囲気も、大人の男のためのデザインといえる。

次のページでは、女性ならではの視点からブランドのPRやマーケティング、商品・店舗活用プロデュースなどで活躍するイメージングディレクターの髙橋みどりさんと、阪急メンズ東京営業企画部の石原孝子さんによる「クリスマスギフト対談」を掲載。大切なひとに贈りたいプレステージ・ギフトの魅力と、クリスマスギフトのスマートな選び方・贈り方をレクチャーする。

阪急メンズ東京 対談

[getContents id="817885"]

達人がアドバイス! クリスマスギフトのスマートな選び方・贈り方

大切なひとに贈りたいプレステージ・ギフト

阪急メンズ東京の印象は、「日本を代表する丸の内の真面目なビジネスマンと、銀座に集う大人のカップルがショッピングを楽しんでいるそんなエリア。2年前、この場所には“メンズ館”がなかったので、オープンしたとき面白そうだと思いました」と語るイメージングディレクターの髙橋みどりさん(上右)。今回は阪急メンズ東京 営業企画部長の石原孝子さんと、クリスマスギフトのスマートな選び方・贈り方を語り合う。

「メンズファッションの百貨店は、オシャレの自信をつけられる場所」(髙橋)

石原 おかげさまで10月にオープン2周年を迎えました。阪急メンズ大阪をベースにした出店で、阪急メンズ東京の地下1階と1階の洋品雑貨は、阪急の社員が仕入れから販売を直接担当しています。品揃えや接客、プロモーションなどを軌道修正しながらの2年間でした。

髙橋 私もよく大阪に行きますが、大阪と東京は、ひととの距離感や着こなしの色の使い方など全然ちがいますよね。

阪急メンズ東京 20

石原 そうですね。それと、館内には社員がスタイリストを担当する会員制の「スタイルメイキングクラブ」がありますが、東京のお客さまは「この場には何を着ていけばいいのか」という疑問をつねにお持ちで、ご相談が細かく、かつ内容が具体的です。

髙橋 なるほど。20年以上前に私がバーニーズ ニューヨークの立ち上げを担当していたころは、男性が自分のものを自分で選ぶことが非常に苦手でした。それからセレクトショップができ、大人の男のファッション誌が出てきたことで、この何年かは、男性が一人でショッピングを楽しめるように変わりました。2年前のオープンはとても時期がよかったと思います。

石原 ありがとうございます。「スタイルメイキングクラブ」は、お客様に商品をご提案するだけでなく、おしゃれの楽しみ方を体験していただく場でもあります。

髙橋 メンズは身につけるアイテムが限られているので、サイズ感をふくめて工夫が必要です。私はいつも「自分を知るためにもどんどん試着してください」と声を大にして言っていますが、着ることと見ることはとても大切。そういう意味でも百貨店は信頼度が高く、選択肢が多いし、接客が的確で、おしゃれの自信をつけられる場所だと思います。

「ギフトはいつもの自分から変身するチャンスにも」(石原)

石原 お店の場所から、医師や弁護士、ビジネスマンの方の装いのリクエストや相談は多いですね。

髙橋 男性は女性とちがって、仕事の場でファッションの話をしませんよね、恥ずかしがって。着こなしはコミュニケーションの一つの道具で、おしゃれを意識して営業すれば会社も自分ももっとビジネスに拡がりが望めるのに……、とよく思います。ですから、たとえばクリスマスのようなギフトシーズンには、相手が素敵になれるものを選んで贈るとか、そのひとにプラスになるアイテムを贈るのはいかがでしょう。オフィスの女性も、素敵な上司となら、ビジネス会食も積極的に参加しますよ。

石原 メンズを担当していると、男性には男性特有のこだわりや深みがあることがよくわかります。ですから、女性が男性にプレゼントする場合は、やはり、いいもの、オリジナル性の高いものを求められますね。

髙橋 ギフトにはいろんな楽しみ方があって、たとえば12月は、特別なひとと会ったり、特別な場所に行ったりする機会も増えますよね。そういう場に使えるものを贈るのもいいし、いつもと逆のイメージのものを贈るのも手です。たとえば、いつも紺のネクタイをしている男性にピンクのネクタイを贈るとか。

石原 男性が誉めるネクタイと、女性から誉められるネクタイはちがいますよね。

阪急メンズ東京 19

髙橋 ほんとうにそう。男性は自分でネクタイを選ばせると無難で終わってしまいます。だから、「あたらしい自分になってほしい」という思いを込めて、こんな素敵なネクタイなら、もっと素敵になれますよ、遊んでもいいですよと。私のプレゼントはかなり刺激的で、サプライズをかならず提案します。

石原 ギフト選びに迷ったら、売場のスタッフに遠慮なく相談してください。合わせ方から、お手入れ方法、トレンドなど細かくアドバイスいたします。

「手書きのカードを添えてメッセージを」(髙橋)

石原 髙橋さんの“ギフト”のコツはありますか。

髙橋 まず大事なのはサプライズですね。アイテムはもちろん、ラッピングの仕方とか贈るタイミングまで考えて、楽しく驚かせようと思います。

石原 ブランドものはいかがですか。

髙橋 ブランドにはそれぞれブランドの得意なものがあります。たとえばニットとかレザーとか、丁寧なものづくりやこだわりがきちんとプライスに反映されているので、プレゼントで迷ったときは、ブランドのものが安心ですね。

石原 今年のクリスマスギフトでアドバイスを。

髙橋 まず、男性も女性も、年齢やポジションに合ったもの選びが大事ですね。それと、日本人は関係が近くなるほど「言葉にしなくていいだろう」と思ってしまいます。そこを工夫して表現してほしい。

阪急メンズ東京 21

石原 たしかに、店頭でも贈りものを選ばれるとき、彼にはファッション性の高いものを選ぶのに、ご主人には機能的なものが多くなるそうです。

髙橋 逆に、奥さまがご主人に贈るものは、「仕事ができる、真面目な旦那さんでいてほしい」から無難なものになりますね(笑)。本当は、一緒にでかける機会が多いひとにこそ、いいものをあげてほしいし、素敵にしてあげてほしいですね。

石原 男性も楽しんでクリスマスギフトを上手に利用してほしいですね。

髙橋 あと、今年は、パーソナルな贈りものには素敵なカードを選んで、自分の文字で自分の気持ちを伝えてほしいです。カードを書くのをこの数年、日本人は忘れてしまっていますよね。おなじものをあげるとしても、メッセージはとても大事。メールよりも、ぜひカードを書いてください。

石原 貴重なアドバイスありがとうございます。

髙橋みどり|TAKAHASHI Midori
株式会社Oens代表 兼 イメージングディレクター
東京生まれ。法政大学法学部卒業。テレビ朝日のファッションレポーターを経験後、ジュンアシダ、メルローズを経て、1990年のバーニーズ ニューヨークの日本進出に伴い、バーニーズジャパン宣伝部ジェネラルマネージャーに就任。その後、ジョルジオ アルマーニ ジャパン広報室長を経て、2000年にスペシャリティストア、エストネーションを立ち上げる。2005年6月にOens(オーエンス)を設立。人、企業、ブランドを応援したいという思いから、ブランドのPR、マーケティング、商品・店舗活用プロデュースだけでなく、原稿執筆、セミナー講師、女性誌や情報誌などさまざまな媒体にも登場するなど活躍の場を広げている。近著に『デキる男のお洒落の極意』(講談社)
ブログ|http://www.midroom.com/

[getContents id="817885"]

           
Photo Gallery