CHROME HEARTS|銀座店で「JOE FOTI Exhibition」開催
CHROME HEARTS|クロムハーツ
アート担当、ジョー・フォティの構想が垣間見える
CHROME HEARTS GINZAにて 「JOE FOTI Exhibition」開催
クロムハーツのアート担当のジョー・フォティ(JOE FOTI)。前回のアート展から約2年ぶりとなる個展が11月1日(金)から30日(土)まで、東京・銀座のCHROME HEARTS GINZAで開催される。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
“自分のルーツに立ち返れ”
ユニークなキャラクターでクロムハーツファンから愛されている、“FOTI by CHROME HEARTS”のデザインを担当するジョー・フォティ氏。前回のアート展は「HERE COMES MR.OCULUS(ミスター・オキュラスがやって来た)」をテーマにCHROME HEARTS TOKYOとCHROME HEARTS OSAKAで開催されたが、今回は「THE ADVENTURES FROM BEAVER CREEK Pt.1」をテーマにCHROME HEARTS GINZAで開催される。
フォティ氏は、今回の個展のテーマやインスピレーションを探していたときに“自分のルーツに立ち返れ”という言葉を思い出し、幼少時代を過ごしたテネシー州とバージニア州の境界線上にあるブリストルを訪れたという。
ブリストルをリサーチしているときに、町の歴史家のV.N.バッド・フィリップス氏と出会い、彼の本を読み、フィリップス氏と直接会って、「ブリストルという町が私のアートへ完璧なインスピレーションをあたえてくれることに気がついた」という。
興味深い歴史と人びとであふれていたブリストル――今回の作品は、フォティ氏が1960年代から70年代に住んでいたころの思い出をはじめ、南北戦争の歴史の中心となったブリストル駅や、フィリップス氏から教わったたくさんの驚くべきストーリーが織り込まれている。
「アメリカの小さな町に思いを馳せて」
「私の作品に登場するビーバークリークはブリストルを流れる小川で、子どものころそこでよく遊びました。鉄道レールの分岐点や南北戦争時のフェンスは、私のいくつかの作品の特徴になっています。今回の訪問中に私の記憶に残っていた、歴史を残す素晴らしいフェンスが、プラスチックのフェンスに取り換えられてしまっていることに気づきました」とフォティ氏。
さらに、「アメリカの小さな町の本質は一つまたひとつと薄らいできています。今回の個展では、私の記憶のなかにあるアメリカの小さな町をしのび、その素晴らしさを賞賛したいと考えています」と語る。
今回の個展は、フォティ氏が今後構想している3章にわたる作品集の第1章と位置付けられるもので、その内容に期待が寄せられる。
CHROME HEARTS GINZA「JOE FOTI Exhibition」
開催期間|2013年11月1日(金)~11月30日(土)
展示会場|CHROME HEARTS GINZA
東京都中央区銀座5-4-9-7F(個展会場7階)
Tel. 03-6252-3681
会場時間(個展会場7F)|12:00~18:00
入場料|無料
http://www.joefoti.com/
http://www.handhorseman.blogspot.jp/
ジョー・フォティ|JOE FOTI
1962年、ニューヨーク州クィーンズで生まれ、幼少時代をテネシー州で過ごす。90年にクロムハーツのアート担当、科学主任に就任。98年から2003年まで日本に拠点を移して創作活動をおこなう。2003年、「FOTI by CHROME HEARTS」デビュー。
http://www.chromehearts.com
http://www.united-arrows.co.jp/ch/