モダニティとエスニックの出会いが生む新しいワードローブ|DIESEL BLACK GOLD
DIESEL BLACK GOLD|ディーゼル ブラック ゴールド
DIESEL BLACK GOLD 2018-19AW
“URBAN MEETS ETHNIC TRIBAL STYLES”
アンドレアス・メルボスタッドによる「DIESEL BLACK GOLD(ディーゼル ブラック ゴールド)」の2018-19年秋冬シーズンは、世界を巡る旅をテーマに、様々な民族モチーフを詰め込んだコレクションを発表した。今回も祐真朋樹が提案する着こなしを参考に、秋冬のスタイリングに役立ててみてほしい。
Direction by SUKEZANE TomokiPhotographs by HATA Junji (Cyaan)Hair by hiro TSUKUI (Perle Management)Make-up by SUZUKI Miki (Perle Management)Models Willem (donna), Milena Ioanna (donna)Edit by ANDO Sara (OPENERS)
モダニティとエスニックの出会いが生む新しいワードローブ
今シーズンのディーゼル ブラック ゴールドは、旅をテーマに世界中の文化や時代を超えたトライバルモチーフを現代的なスタイルに落とし込んだ。デニムやライダースといったストリートウェアやハードなミリタリーウェアなど、ディーゼル ブラック ゴールドらしいアイコニックなディテールはそのままに、民族調のモチーフがふんだんにちりばめられている。
ショーの幕開けから次々登場した多種多彩なボヘミアン調のパターンは、アイテムのほぼ全てにのせられた。フリンジジャケットやイカット織りのプルオーバー、イヌイット風のムートンコートにはインディアンジュエリーのストーンやスタッズをあしらったパンツを合わせて。足元はウェスタン調のサンティアゴブーツや、フリルモカシンなどでまとめている。南米、アジア、アフリカ、東欧、アラブなど様々な国の民族衣装をアレンジし、現代的なアーバン感を巧みに表現した。
メンズは、チュニックのような丈の長いオーバーシャツやプルオーバーをコンパクトなアウターから覗かせるレイヤードスタイル。そこにタイトなレザーパンツやデニムパンツでメリハリを効かせ、ナバホ柄で装飾したレザーライダースやボンバージャケットを差し込んで、キャッチーなワードローブを提案した。一方、ウィメンズはふんわりと立体感を出したペザントブラウスや、刺繍が施された、ゆったりとした作りのチュニックドレスなどガーリーな印象。スリットの入ったベルボトムパンツなどは、どこかヒッピーな雰囲気も感じさせる。
ボヘミアンやトライバル柄といった民族調のモチーフをディーゼル ブラック ゴールドのクールでシャープな世界観で表現した今シーズン。本特集では祐真朋樹・編集大魔王によるスタイリングも合わせて注目してほしい。
「世界中の多民族のフィルターを通して完成させたという2018-19秋冬コレクション。レザージャケットやミリタリーなピーコート、デニムパンツなどブランドのシグニチャーといえるアイテムも、今シーズンはネイティブアメリカン柄に彩られて民族調に仕上げられています。
ボヘミアンやエスニックというキーワードが目立っていたものの、ディーゼル ブラック ゴールドらしさは健在。民族衣装独特の素朴でナチュラルな彩りをそのまま纏うのではなく、モノトーンにアレンジするなどあくまで落ち着いたカラートーンで構成して、ブランドならではのモダンで都会的なスタイルが提案されています。
そこで、今回はネイティブアメリカンのモチーフにヒッピーライクな70sのフィーリングを取り入れたファッションストーリーを作ってみました。モデルのヘアメイクやポージングなどからも秋冬の装いのヒントを見つけていただければ幸いです」。